東京都では、新型コロナウイルスの感染急拡大をうけ、上野動物園が一時閉園となる中、双子の赤ちゃんパンダの”異例”の一般公開、12日から3日間だけ行われる。

上野動物園の双子のジャイアントパンダ、オスのシャオシャオと、メスのレイレイの一般公開は12日から14日の3日間、1日2時間だけ行われる。観覧は1日最大1080人の枠に応募が殺到、平均倍率348倍に達し、当選した人だけが、実際に双子パンダと母パンダが一緒にいる姿を見ることができる。

以下、画像は(公財)東京動物園協会提供
以下、画像は(公財)東京動物園協会提供
この記事の画像(6枚)

すでに申し込みがあった15日から21日観覧分については結果発表はされず、22日から28日の観覧分は抽選の受付もない。上野動物園で双子のパンダが生まれたのは初めてで、生後4ヶ月までは、母親のシンシンと職員が1頭ずつ代わる代わる育て、4カ月以降はシンシンだけで2頭の子育てをしている。

シャオシャオ(オス) 
シャオシャオ(オス) 

シャオシャオとレイレイは、健康状態は良好で、まだ固い物は食べることができず母乳のみだが、体重も順調に増え、木に登ったり、プールに敷き詰められた松などの樹皮を砕いたバークチップで遊ぶなど、元気に動き回っているという。

レイレイ(メス)
レイレイ(メス)

公開にむけては、人の声や物音に慣れさせるため、ラジオを流したり、年明けからは、観覧客が
実際に入る場所に飼育員などが立って、人の姿に慣れさせる訓練が続けられていた。

感染拡大防止のため、動物園、水族館などの都立施設は閉園・閉館となっている(11日午前)
感染拡大防止のため、動物園、水族館などの都立施設は閉園・閉館となっている(11日午前)
社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。