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“ワクチンで死亡”の因果関係は「評価不能」 接種後に息子を亡くした父が語る無念…データ不足に個人情報の壁【福岡発】
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“ワクチンで死亡”の因果関係は「評価不能」 接種後に息子を亡くした父が語る無念…データ不足に個人情報の壁【福岡発】

テレビ西日本
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「接種したほうが安心」「副反応が怖い」

12月から始まる新型コロナワクチンの3回目の接種。福岡の街では、さまざまな声が聞かれた。

70代:
3回目はみんな受ける。私の知り合いも友だちも。その方が安心

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30代:
福祉の仕事をしているので、利用者が心配。受けないとまずい

10代:
不安はあるけど、受けといたほうがいいかな。海外に行きたいと思っていて

一方、副反応への懸念から接種を躊躇する人も。

30代:
受けない。副反応の熱が出ると、夫が単身赴任で違う県にいるので、子どもの面倒をみられなくなったら怖い

40代:
打たない。副反応が恐いので。まだ1回も受けていない

ワクチンの副反応については、国が報告を受けて分析する。その分析結果を見てみると…。

濱田洋平記者:
ワクチンと死亡の因果関係の評価については、ほとんどが不明という意味の「ガンマ」になっています

国内でワクチン接種を受けた人は9940万余り。そのうち1325人の死亡が確認されているが、因果関係について99%が評価不能のガンマとなっている(10月24日時点)。

ワクチンを勧めなければ…30歳の息子が接種後に死亡

なぜ、ほとんど評価不能なのか。

2回目のワクチン接種後に長男が死亡した男性を取材した。ワクチン自体の有効性を認めながらも、息子の死の理由が分らないままとなっている現状を受け入れられないでいる。

長男がワクチン接種後に死亡・岡本裕二さん:
ワクチン接種に対して、ワクチンがどんなものか、効果はある。そこでやめてはダメ。それに対して副反応がある。副反応があるからケアをする。そのケアの体制まで作って、初めてワクチン接種を始めるのがやり方では…

広島県東広島市に住む岡本裕二さん、63歳。岡本さんの長男・裕之さんは2021年8月、自宅のベッドで亡くなっているのが見つかった。裕之さんは亡くなる3日前にモデルナ社製ワクチンの2回目の接種を受けていた。

長男がワクチン接種後に死亡・岡本裕二さん:
妻が(息子の)部屋に行って、起こそうとしたら死んでいた

持病やアレルギーもなかった裕之さんの遺体は、警察の司法解剖に回されたが、死因は不詳。解剖にあたった医師は特記すべき所見はないとした。

副反応の疑いがあるとして厚生労働省にも報告されているが、ワクチンとの因果関係は評価不能となっている。

長男がワクチン接種後に死亡・岡本裕二さん:
ワクチンが100%、死亡に関わったという証拠もないと

――評価不能(ガンマ)という結果は納得できない?

長男がワクチン接種後に死亡・岡本裕二さん:
全然できない。調べなさいという話で

新型コロナに対するワクチンの有効性を信じていた裕二さん。自身も進んで接種を受け、息子に接種をすすめたのも裕二さんだった。

長男がワクチン接種後に死亡・岡本裕二さん:
自分を責めた。私が言わなければ受けていなかったかもしれない

ワクチン接種者と非接種者を比較するためデータが必要

なぜ、因果関係を評価することができないのか?専門家に話を聞いた。

九州大学大学院 医学研究院・福田治久准教授:
ワクチンを打った方と打っていなかった方の2つの集団のなかで、どちらの方が死亡率が高いかということを評価しないと、ワクチンを打ったことで死亡数が増えたか判別がつかない

因果関係を評価できない理由のひとつとされるのが、データの不足。

一方、アメリカではVSD=ワクチン・セーフティー・データリンクと呼ばれるデータベースがあり、約1200万人の接種履歴と医療情報が紐付けられている。

このデータにより、ワクチンを接種した人と接種していない人の比較ができ、アメリカは接種を受けたあとに亡くなった人たちについて、ワクチンとの因果関係は認められないとしている。日本版VSDの研究を進めている福田准教授は、日本ではある問題が障壁になっているという。

九州大学大学院 医学研究院・福田治久准教授:
個人情報保護を理由に、全くデータを活用しない状況になっているのが問題。個人情報を守りながらデータを匿名化すれば、守りながらもデータを活用できる

福田准教授が進める日本版VSDには現在、全国12の自治体が協力している。

データの信憑性を得るには500万人分のデータが必要だが、個人情報の保護が壁となり約100万人にとどまっている。そんな中、福岡県直方市は日本版VSDの作成は住民に大きなメリットがあると研究に協力している。

直方市 健康長寿課・杉山茂雄さん:
安全性や有効性の向上した予防接種を実施するために、根拠となる情報が必要だと感じていた。行政が持っているデータは機密性の高い情報。外部に出すことに懸念はあったが、今回の研究では全てのデータを匿名化すると説明してもらったので、セキュリティ面についての安全性は担保できる

今回の研究では、行政から提供を受ける情報を全てその場で匿名化して持ち出すことで、個人情報の保護を徹底している。

九州大学大学院 医学研究院・福田治久准教授:
やはりワクチンの安全性、有効性。こういった確実な情報が市民にアクセスされないと、市民はワクチンについていろいろな心配が出てくる。市民が自分で判断するために必須の情報

目前に迫る新型コロナワクチン3回目の接種。未曾有の感染症に立ち向かうには、ワクチンの有効性だけでなく安全性の担保が必要不可欠だ。

(テレビ西日本)

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