動物を観察中に起きたハプニング。男の子とフラミンゴの近すぎる距離が話題になっている。

おはようございます🐥
観察する息子を覗き見するフラミンゴ🦩#富士花鳥園 pic.twitter.com/JosdCykTNF

— E&K🐥城巡り&戦国武将大好き息子 (@EK63268661) October 29, 2021

「おはようございます。観察する息子を覗き見するフラミンゴ」とのコメントと一緒に投稿されたのは、しゃがんでいる男の子の頭上に首をのせるフラミンゴの画像。男の子の頭上から、「何をしているの?」と聞いているようにも見える。

提供:E&Kさん
この記事の画像(12枚)

投稿したのは男の子の父親・E&Kさん(@EK63268661)で、静岡県にある富士花鳥園を今年4月に訪れた際の写真だという。8歳の息子さんが絵を描くためにしゃがんだところ、後ろからゆっくりゆっくりとフラミンゴが近づいてきてこんな状況になったそうだ。

この光景にTwitterユーザーからは、「振り返ったら叫びますね」「わぁ!近過ぎる」「ミラクルフィット!」などとコメントがあり、3万4000いいねが集まっている。(11月12日時点)

提供:E&Kさん

鳥はつっつくイメージがあり、最初は心配だったというE&Kさんだが、息子さんも嫌がる様子がなく、むしろ嬉しそうだったためしばらく様子を見ることに。仲良しさが伝わって来たことから、写真におさめることにしたそうだ。周囲も驚いていたり心配している様子だったそうだ。

2~3分間友達のように寄り添っていた

周囲の反応とは異なり、嬉しそうだったという息子さん。その後、近寄ってきたフラミンゴに息子さんはどう対応したのだろうか? まずはE&Kさんに話を聞いた。

ーーフラミンゴが近寄ってきた時、息子さんの反応はどうだった?

絵を描くことに夢中で、近づいていることに気づかなかったのですが、頭に乗って来た時に、驚くより、ニコニコしながら嬉しそうでした。「おぉ!!どうしたの??」と話しかけて、なにもなかったかのように、そのまま絵を描くことを再開し、絵を描き続けました。友達に寄り添われているかのように、過ごしていました。

提供:E&Kさん

ーーどのくらいこんな状況だったの?

絵を描き終えるまでの2~3分です。


ーー息子さんの様子を見て、どう思った?

不思議なほど落ち着いていました。見ているこちら側のほうが、少し動揺していた程です。


ーー投稿が話題になったことについては?

コロナ禍で、明るい話題が少なく、この写真がきっかけで少しでも多くの方の気持ちがほっこりしてくれていると思うと嬉しい限りです。この投稿後、家族の笑顔がさらに増えました。

提供:E&Kさん

投稿に写っているのは“ツンデレ”の紅緒

投稿に写っているフラミンゴは人に慣れているようだが、いつもこのような行動をするのだろうか? 富士花鳥園に話を聞いた

ーーそもそも、フラミンゴとはどんな鳥なの?

主に熱帯・亜熱帯の水辺で大きな群れをつくり生活しています。野生では主にプランクトンなどを食べておりフラミンゴが赤いのは食べたプランクトンの色素が出ているためと言われています。

繁殖期前になると繁殖相手を見つけるために群れで一斉に旗振りというフラミンゴが頭を高くあげ、旗をふるかのように左右に頭を回す行動をします。また、翼を大きく広げる敬礼という動作も行います。

フラミンゴは現在5種類確認されており、それぞれ種類によって大きさは違いますが、当園で飼育していますヨーロッパフラミンゴは立った高さがおよそ120センチ~130センチほどあります。

提供:富士花鳥園

ーーどういう性格なの?

フラミンゴの子たちによって性格が変わってきますが、投稿の写真にのっている子は自分から人に寄っては来ますが、人から触ろうとすると避けてしまいます。いわゆるツンデレですね。


ーー写っているフラミンゴの名前がわかるの?

投稿に写っているのは、紅緒(べにお)男の子です。性格は一言で言えばツンデレですね。紅緒は、自分から人に寄っては来ますが人から触ろうとすると避けてしまいます。また去年は日中のみ屋外に出していた時期があり、朝にフラミンゴプールより移動する際いつも扉の前で待っているほど屋外が好きな子です。

投稿に写っている紅緒くん(提供:富士花鳥園)

ーー紅緒くんは、よく投稿のような行動をする?

背丈が低い方が座ってじっとしていると写真に写っているような行動はよく起こします。また、首のうなじ周辺をつついてくることもあります。紅緒は人工育雛によって育っているので、人工育雛で育っていないフラミンゴよりは人に慣れております。

子供など背の低い人に近寄る傾向

ーー他のフラミンゴも人に懐くの?

人工育雛(ヒナの時から人の手で育てること)でなら懐くことはありますが、フラミンゴが育てた子は人に懐くことは難しいかと思われます。当園の一部のフラミンゴは人工育雛によって育っていますので慣れております。慣れていない子たちでも慣れている子たちが人から餌をもらっていたら近づいてくることは度々あります。

当園では、現在全部で19羽のフラミンゴを飼育しております(その中の4羽が2021年生まれたフラミンゴ)。紅緒や他に2羽のフラミンゴは、しゃがんでじっとしていると寄ってくることはよくあります。背の高い人が苦手みたいで子供など背の低い人に近寄ってくる傾向があります。

提供:富士花鳥園

ーー投稿を見た時、どう思った?

フラミンゴは当園にお越しになったお客様に結構「怖い」といわれるので、この画像をより多くの方に見て頂いてフラミンゴに対して親近感を抱いていただけたらなと思います。

提供:E&Kさん

ーーフラミンゴの魅力を教えて

旗振りを群れ全体で揃っている光景はとても魅力的だと思います。旗振りは主に繁殖期前2月~4月くらいに見ることが出来ます。また、餌の食べ方が特殊でスプーンのように上のくちばしで餌を水ごとすくい喉をふるわせ、水と餌を分け餌だけを食べ、水は口から出すという食べ方をしています。


ーー最後に、Twitterで話題になったことについてはどう思う?

フラミンゴの魅力がより多くの人に知って頂いたのでとてもうれしく思います


紅緒くんに覗かれても絵を描き続けたという息子さん。絵は最後まで描いたとのことだが、実は見ていたのはフラミンゴではなくトキだったそうだ。動物が苦手な人は、驚いて逃げてしまいそうな出来事だが、動物が好きだという息子さんだからこその反応なのかもしれない。

なお紅緒くんがいるのは、「フラミンゴプール」という場所で、フラミンゴの他にクロエリセイタカシギ、クロツラヘラサギ、シロトキ、オシドリという種類の鳥達がいる。どの鳥にも餌をあげることが出来るそうだ。

提供:E&Kさん