秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚を控えた小室圭さんは、眞子さまと約3年2カ月ぶりに再会した。小室さんの結婚のあいさつを受けられた秋篠宮さま、そこには少しでもよい形で眞子さまを送り出したいという思いがうかがえた。

秋篠宮ご夫妻に挨拶、結婚に向け眞子さまと相談も?

小室圭さんの登場を前に現場の緊張感は一気に高まった。警察やSPがマンションの集合ポストや階段などを隈なく警備する。

10月18日午前7時47分、秋篠宮ご夫妻へのあいさつに向かうため横浜市の自宅を出た小室圭さん。記者からの「結婚前にどのようなお気持ちですか?」の質問には何も答えず一礼をした。

この記事の画像(13枚)

小室さんの右手にはかばん、左手には白い紙袋が2つ。アメリカから帰国した際には後ろで束ねていた長い髪は、短く切りそろえられていた。

そして、約1時間半後の9時15分。小室圭さんを乗せた黒い車が秋篠宮ご一家のお住まいがある赤坂御用地に到着した。

車内では真っすぐに前を見据え、緊張した面持ちのように見えた。この後、秋篠宮邸の隣にある赤坂東邸で秋篠宮ご夫妻に結婚のあいさつをし、眞子さまと約3年2カ月ぶりに再会した。

結婚が8日後に迫る中で実現した秋篠宮ご夫妻へのあいさつに街の声は…。

40代女性:
2人がニューヨークに行かれる、その後の生活もご心配されると思うので。その辺も(あいさつで)ちゃんとお伝えできればいいと思いますね。

50代女性:
娘が眞子さまと同い年なんですね。もう結婚しているんですけど、(娘の時は)親として心配というよりは、とにかく頑張ってという気持ちでしたね。

今回の結婚にあたり、秋篠宮さまは父親として「多くの人が祝福する状況に至っていない」との考えから、皇室伝統の儀式を全く行わない形をとられた。

そのお立場から今回、小室さんからのあいさつを受けられたことについて、宮内庁担当の宮﨑記者に聞いた。

フジテレビ 社会部 宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
結婚の日が刻々と近づく中で親子で話し合いを重ねて、秋篠宮さまとしては少しでもよい形で眞子さまを送り出せるように、そのために小室さんが結婚前のあいさつで「ある種のけじめ」をつけられるように、今回ごあいさつをお受けになったのではないかなとお見受けします。

そして、小室さんが赤坂御用地に入って3時間余りが過ぎた12時33分頃、公務のため赤坂御用地を出られた秋篠宮ご夫妻。

ご夫妻そろって戦没者墓苑の秋季慰霊祭に出席された。

眞子さまは18日は公務や外出の予定はなく、来週に迫った結婚に向け、小室さんとお二人で様々な相談をしたものとみられる。

17日は秋の実りに感謝する宮中祭祀「神嘗祭」に臨まれた。結婚を控える眞子さまが、皇族として出席される最後の宮中祭祀となった。

26日会見は「小室眞子さん」として…今後のスケジュール

2017年9月の婚約内定会見では「小室さんとともに温かく居心地がよく、笑顔あふれる家庭を作ることができればうれしく思います」と語った眞子さま。結婚までに残された日々、眞子さまは様々な私的な行事に臨まれる。

19日は皇室の祖先などを祭る皇居の宮中三殿を私的に御参拝。22日には天皇皇后両陛下に結婚のごあいさつ、結婚前日の25日には上皇ご夫妻のお住まいを一人で訪ね結婚のあいさつをされる。

そして26日に婚姻届を提出し、会見は眞子さまが皇籍を離れられた後、「小室眞子さん」として行うため、会場の費用はお二人が負担。眞子さまはこの日に住み慣れた秋篠宮邸を後にされる。

18日午後、秋篠宮ご夫妻が公務へと出発された約10分後の0時47分、秋篠宮ご夫妻とのあいさつを終えた小室圭さんを乗せた車が姿を見せた。

3時間半ほどの滞在を終えた小室さんはその後、アメリカ留学前に勤務していた都内の法律事務所を訪ねた。

約40分後、あいさつを終えた小室さんは何度も会釈をしながら法律事務所を後にした。

そして、午後2時50分。自宅に戻った小室さんは、記者からの「眞子さまとの3年ぶりの再会はいかがでしたでしょうか?」との質問には答えず、一礼をして中に入っていった。右肩には朝出かけた際には持っていなかった大きなバッグをかけていた。

実現した秋篠宮ご夫妻へのあいさつは、小室さんにとって結婚への大事な一歩になったと考えられる。

フジテレビ 社会部 宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
小室さんがあいさつを終えた以降は会釈をするなど、表情が和らいだのではないかと思います。また、秋篠宮ご夫妻も公務を終えて戻られた際に、車の中から笑顔を見せられていました。そうした表情の変化からは、きっと何か今後の生活に向けてのよい話ができたのではないかなというふうに思います。

イット!スタジオでは…

加藤綾子キャスター:
3年2カ月、長い月日だったと思いますが、眞子さまと小室さんにとって再会できた今日は、特別な日になったと思います。ご結婚に向けていろいろと準備を進めてこられたと思うのですが、お二人の時間が本当の意味でようやく動き出した、そんな気がします。柳澤さん、秋篠宮さまとはどんな会話をしたのか、そういったところも気になってしまいますね?

ジャーナリスト・柳澤秀夫氏:
私も娘を嫁がせた経験があるんですけど、意外と言葉はあんまり多くないんじゃないかなと思うんですよ。とにかく若い二人の幸せを祈るという、その思いだけだと思うので、あえて言葉はいらないし、送り出す親の立場ってそういうものじゃないですかね。ですから、我々も静かにお二人の今後を見守りたいなと。

加藤綾子キャスター:
26日以降は二人で、そして夫婦として築いていかれる道のりとなりますが、本当に幸せになっていただきたいと思います。

(「イット!」10月18日放送分より)