昔ながらのザラメで作る大きな綿菓子は種類も豊富

岐阜県高山市に、ユニークな綿菓子を出す専門店がある。普通の綿菓子では他店と差別化できないと、店主が考案したのは「飛騨牛」を使った綿菓子だ。

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岐阜県高山市の古い町並みからすぐの場所に、4月にオープンした綿菓子専門店「岩ト屋」。

高山の町並みになじむ古民家を改装したこの店は、昔ながらのザラメで作る「プレーン」(600円)をはじめ、クランベリーのパウダーをふりかけた「真っ赤なベリー」(700円)や…

ココアパウダーをまぶした「ショコラ」(700円)など、バリエーション豊富でサイズも大きな綿菓子が揃っている。

この店が提供するのは、普通の綿菓子だけではない。それは、店主の岩畑慎哉さんが考案した飛騨牛を使った綿菓子「すき焼き」(950円)だ。

上に乗せられた綿菓子を容器の中に溶かしていくと、肉と卵が見えてきた。

容器の中のすき焼きは、A5等級の飛騨牛の赤身を使い、豆腐とネギ、卵黄が乗った本格的なもの。

柔らかい飛騨牛はもちろんのこと、割り下に溶けた綿菓子のザラメが品のある甘さを演出する。

「岩ト屋」店主 岩畑慎哉さん:
綿菓子ありきのすき焼き。最後の完成は、お客さんにしていただく楽しさがある

食べるまでウキウキするすき焼きだ。

飛騨牛を扱う飲食店のはずが綿菓子専門店に…開発の裏側

店主の岩畑さんは、名古屋の飛騨牛をメインにした飲食店に勤めていたが、2021年1月に奥さんの実家がある高山に移住した。当初は、使い慣れた飛騨牛を出す飲食店を考えていたというが…

「岩ト屋」店主 岩畑慎哉さん:
いろいろ考えたときに綿菓子を乗せて、それを割り下代わりに使うのはどうだろうと思って。これがうまくいって今の形になった

高山には飛騨牛を出す店が多いこともあり、他と差別化するために綿菓子と組み合せることを思いついた。

ちなみに、飛騨牛の店のはずが綿菓子専門店になったことについて、奥さんは「いつも直感で決め、いろいろ成功させてきている」と夫へ信頼を置いている。

岩畑さんは「綿菓子の大きさ、すき焼きの珍しさ、思い出に残るものだと思うので、観光スポットのひとつになってほしい」と高山が活気づくことを願っている。

(東海テレビ)