2時間で誰でも画家に?ドリンクも飲み放題な「アートバー」

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中学生以来15年ぶりに筆をとったという一般の人が、フランスの画家、クロード・モネの代表作「睡蓮」をイメージしたアートを2時間で描いたり、小学生の時から美術の授業を毛嫌いしていた人が、ゴッホの「ローヌ川の星月夜」をイメージしたアートを2時間で仕上げたり…。

今、絵心がなくても2時間で名画風の絵が描けるアート教室「アートバー東京」が人気を集めています。教室はアート作品を作りながらドリンクやお菓子を楽しめる「アートバー」となっていて、1回5500円から参加でき、なんと飲み放題。名画をイメージしたドリンクを楽しむことができるのも魅力の一つ。筆や絵の具、パレット、エプロンなどはすべて用意されているため何も持参する必要はありません。そしてさらなる魅力が。

参加者:
写真を撮るために来ましたよね、映えのために。
インスタグラムのストーリーに載せたりとか、真っ白から始まって出来上がる過程を載せたりする。

自分の作品や、その制作過程をインスタグラムに投稿して楽しむために来ている人も多いんだとか。
本当にたった2時間で誰でも名画風の絵が描けるのか?「めざまし8」のアートを愛する男、武井壮さんが実際に体験してきました。

ピカソ風の絵画も2時間かからず完成?武井壮が体験

武井壮:
やっぱりピカソ。才能がありそうなやつを描いてみたい。
でも「キュービズム」は素人には無理でしょ。

「キュービズム」はピカソに代表される技法。いろいろな視点から見た主題を、ひとつの画面の中に描くものです。素人には一見難しそうに見えるこの技法の絵画も、このアートバーでは技術を教わりながら誰でも描けるようになるといいます。

今回、武井壮さんがピカソ風の絵画のモデルに選んだのは、めざまし8ファミリーの三浦瑠麗さん。先生が実際に描いて見せてくれるのを真似て描き進めていきます。絵の印象をガラッと変えるのは、背景のデザイン。武井壮さんは鮮やかな赤を思いっきり塗って、所々にピンクや青、オレンジを足していきます。そして先生が教えてくれた“ピカソらしさ”がグッと出るポイントが、「黒ですべてのアウトラインを入れる」こと。鼻や顎、首に真っ黒の線を入れると作品の立体感が増すそうです。

結局2時間かからずにピカソ風の三浦瑠麗さんを書き上げた武井壮さん。本人も「上手い」と絶賛、持って帰り家の壁に飾ってくれることに。

完成が誰も予想できない!たらし込みアート

さらにアートバーには1カ月先まで予約いっぱいの大人気な講座があるそう。それが、キャンバスにマーブル模様を描いていく「たらし込みアート」。一体どうやって作るのか。

テーマは「わたあめ」、パステルカラーで挑戦です。
まずは20種類以上の絵の具から5色を選び、紙コップの中に色を作っていきます。複数の色を混ぜてオリジナルの色を作るのも可能。久慈アナウンサーは自分で作った水色・黄色・薄ピンク・薄紫・白の5色を用意しました。そこに特製の薬剤を入れて絵の具を柔らかくし、5色すべてを一つの大きなカップに移すのですが…

久慈アナウンサー:
最初に入れる色とか最後に入れる色が完成する模様に関係あるんですか?

先生:
一番最初に入れた色が「一番上に出そう」とか思うじゃないですか?そうでもなくて。本当にコントロール出来ないんですよ。なので絵の具を入れる順番は適当で大丈夫です。

「たらし込みアート」の色合いは予測不可能、どんな模様になるのかは先生にも分からないといいます。いざ、絵の具をキャンバスの上に広げていくと、本人もびっくりの可愛さ!キャンバスを傾けて絵の具を動かし、模様を調整、その後、泡のような模様を入れるためバーナーで炙って完成です。

完成品を目にすると、色が合わさって新しい色が出来たり、完成が本当に想像できないのが面白かったと大興奮!手ぶらで行って1時間ほどで完成するという手軽さも魅力だということです。

(「めざまし8」6月29日放送)