名古屋城周辺を走らせるか? 科学館で展示か?

名古屋市の河村市長は、現在富山県内の倉庫に保管されたままになっているB6型蒸気機関車=通称「B6」について、今後1か月の間に蒸気と圧縮空気のどちらで動かし展示をするか決める考えを示した。

100年以上前に製造され、長く名古屋市科学館で展示されていた「B6」は、2016年に大阪のボイラー会社に運ばれ、実際に走らせる動態展示が可能か調査された。

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しかし、名古屋市で未だにどこでどのように展示するか方針を決められていないことから、現在は運搬を担当した富山・高岡市の運送会社の倉庫で一部解体された状態で保管されている。

23日の市議会本会議で現状について問われた河村市長は、まず「B6」の動力源を蒸気と圧縮空気のどちらにするか、今後1か月の間に結論を出す考えを示した。

「B6は名古屋の宝」と主張する河村市長は、名古屋城周辺などで走らせる構想を打ち出しているが、市の内部には科学館に戻すべきとの考えもあり、動態展示の実現にはなお紆余曲折が予想される。

(東海テレビ)

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