見るだけで豚の体重がわかるシステムを開発

宮崎大学工学部は、AI(人工知能)とAR(拡張現実)の技術を活用して、めがねをかけて豚を見るだけで体重が瞬時にわかるシステムを開発した。

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開発したのは、宮崎大学工学部・川末紀功仁教授の研究グループ。5月28日、オンラインで説明会が開かれた。

このシステムは、3Dカメラで撮影した豚をAIが自動解析して体重を測定、そのデータがめがねを通してバーチャルで表示される仕組み。

宮崎大学工学部・川末紀功仁教授:
ベテランの農家さんだったら見ただけで体重わかる人もいますけど、なかなかその技術はみんなが持っているわけじゃない。ベテランの人と同等、それ以上の体重を推定する装置として開発をしています

藤崎祐貴リポーター:
実際にめがねをかけて体重を測定してみたいと思います

藤崎祐貴リポーター:
(豚の)模型を見て、すぐに50kgと体重が表示されました。これなら両手がふさがることもないので便利ですね

作業の効率化だけじゃない…そのメリットとは

県内では約83万頭の豚が飼育されているが、体重計での測定は人手も手間もかかるため、飼育日数や見た目だけで出荷時期を判断している農家も多くいる。

川末教授は、作業の効率化はもちろん、適正体重での出荷による収益アップや担い手不足の解消にもつながればと期待を寄せている。

宮崎大学工学部・川末紀功仁教授:
農家さんにとって、一番利益が上がるような体重になった状態で出荷するのが重要なんです。今回の装置みたいに新しい技術を導入して装置ができあがると、若い人も畜産面白いなと考えるかもしれない。興味を持ってもらえるんじゃないかと思います

宮崎大学では、製品化を目標にシステムの精度を高めていきたいとしている。

(テレビ宮崎)