飲食店の営業時間制限や、酒類提供中止によって増える「路上飲み」や「公園飲み」。若者の約1割が経験していることがわかりました。
めざまし8は、「路上飲み」になっている現場を取材しました。

路上飲みでゴミ散乱…「鴨川はみんなの庭」と悲痛な声

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京都市内を流れる鴨川では、空き缶など大量のゴミ放置が問題となっています。
国内有数の観光地であり、市民の憩いの場でもある鴨川ですが、“路上飲み”の現場となっているようです。
京都府は緊急事態宣言が出され、飲食店には休業やアルコール提供の自粛が要請されています。
こうした状況から、外でお酒を飲む人たちが急増。鴨川の河川敷で飲み会を開き、放置したとみられるゴミが問題になっているのです。
いま、市民団体「鴨川を美しくする会」と京都府が協力し、声かけやゴミの収集を行っています。

鴨川を美しくする会 事務局長 杉江貞昭さん:
鴨川っていう場所は基本的にはね、共有財産なんや。はっきり言うたら、皆の庭みたいな物やねん。
自分の庭に、どんどんどんどんゴミほかす(捨てる)か?食べっぱなしのアレを。それもおかしいでしょ。鴨川で食べるのはいいと、そのゴミはこっちに持ち帰ってくださいと

鴨川沿いで食べたりしたとしても、「ゴミは持ち帰って」と強く呼びかけています。

一方、屋外での飲食の問題は東京でも起きていました。

コロナ禍の「路上飲み」…渋谷でも多発

きのう、夜の街を取材すると、“路上飲み”とゴミの問題は東京でも起きていることがわかりました。
渋谷の路上では、昨夜も多くの人たちが路上飲みを行っていました。路上飲みを終えると、空き瓶や空き缶などを放置したまま、その場を立ち去ってしまう人たちが多く見られました。
特に目立つのはビールなどの缶。放置された缶の中には、まだ開けられていないものもあります。
各地で相次ぐ「路上飲み」とゴミの放置。

東京都が10代から30代を対象に、インターネットでアンケートを行ったところ、
今年に入ってから「路上飲み・公園飲み」をしたことがある人は10.5%で、10人に1人以上という結果に。
気温が高く過ごしやすくなってきたとはいえ、感染リスクもあり、安易に“路上飲み”で酔っ払ってしまうことは周囲の迷惑にもなりそうです。

(「めざまし8」5月25日放送)