5月17日、東京と大阪でワクチンの大規模接種センターの予約受付が始まりました。
大阪の会場では、午後1時から受付がスタートしましたが、開始わずか26分で予約枠がいっぱいになり、受け付け終了となりました。
一方、東京の会場では5万件の予約枠のうち4万1000件が埋まりましたが、9000件ほど空きがあるということです。
めざまし8は、大手町にある大規模接種会場の最寄り駅を取材。すると、一足早く実際の接種会場を訪れた人たちの“声”を聞くことができました。

ワクチン接種会場の下見に来るも…慣れない場所に戸惑い

「防衛省HPより」
「防衛省HPより」
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17日、東京・千代田区にある地下鉄東西線・竹橋駅近くで困った様子の夫婦がいました。
駅前の看板を確認しているところで、話を聴いてみると。

60代夫婦:
場所が全然わからないから。合同庁舎でやるっていうのは聞いてるけど、それがわからないので、その確認のために。時間的にも余裕がないと困るので、一応場所だけは確認したいと思って

夫婦は、ともに60代、ネットでの予約が完了したため、会場の下見に訪れたといいます。

妻:
ちょっとわかりづらい

夫:
ここら辺だと思うんですけどね。そこになんか書いてあるから、そこらへん。でもわかりにくいっちゃわかりにくい。

接種会場の周辺を歩く夫婦、スムースに接種会場にたどり着くことができません。見えてきたのは、ワクチン大規模接種会場ではなく、隣の東京消防庁の庁舎でした。
会場付近には、ネットでの予約を完了した人たちが、次々と下見に訪れていました。

接種会場に最も簡単に向かうルートは?

さらに、竹橋駅の次に近いのが、東京メトロの大手町駅。
大手町駅周辺の出入り口の案内板を見てみると、出入り口の数が16個もあり、細かく見るとC2a・C2b・C2cと似たようなものがいくつもあります。
会場へは2カ所の出口が案内されていますが、駅からの出口が多く、名称も複雑です。
大手町駅を利用した人に話を聞くと…

60代女性:
私はラインに沿ってなんとかこれましたけど、めったに来てない人にとっては、通路に沿って(出口が)Cの9、10があって、11、12が見えたとしたら、奥に行って左に曲がらないと先ほどの表示が出ないので

普段、大手町駅を利用しない人にとっては、簡単ではないと感じたといいます。
東京メトロ大手町駅は最寄り出口がC2a番、C2b番の2カ所と案内されていますが、実際に行ってみると多くの出口があることがわかります。
大手町駅では、C2b番の出口に地上行きのエレベータが設置されていることも大事なチェックポイントです。

竹橋駅を訪れた60代の女性は…

(Q:階段一緒に見ても?)
60代の女性:
(階段見ながら)これはしんどい

(Q:上がってきたとき、どうだったか?)
60代の女性:
いやまあ、そこまではあれでしたけど、まあちょっとエスカレーターとかエレベーターがあるといいなって。向こうに行って、こっちへ渡るぐらいだったら。上るのはちょっとしんどい。遠くから出てくるとなんだろうと思うと思いますけどね

東京メトロ竹橋駅の最寄りの出口は4番、2番と案内されていますが、4番出口は30段を超える階段で、エスカレータやエレベータはありません。
2番出口には改札階から地上までのエレベーターがついているので、少し遠回りになりますが、把握しておく必要がありそうです。

一方、足腰に自信のある人は、JRの東京駅や神田駅から約15分歩いて現地へ向かうこともできます。
少し通りから離れたところに建つ古ぼけた茶色の四角い建物が、大規模接種会場の大手町合同庁舎三号館です。
防衛省は、遅刻をせず、予約枠の開始時刻に現地に来るよう呼びかけています。
不慣れな人は、自宅からのルートと所要時間を予め調べておくことが必要になりそうです。

(「めざまし8」5月18日放送)