野菜の栽培と魚の養殖を同時に
野菜の栽培と魚の養殖を同時にできる施設が、香川県の小豆島で稼働を始めた。
循環型社会を目指す取り組みとして注目されている。
柱についたポットで葉物野菜が育っている。

そして、耳を澄ませば、水の音。
水の音の正体は、床の下に。魚が養殖されている。


この施設は、水耕栽培と養殖水槽が一緒になった温室だ。
面積は10平方メートル、水槽の水を循環させ、水耕栽培を行う仕組みで、1カ月に1000株の野菜が収穫できるという。

持続可能な食料の生産方法を研究していた大竹洋平さんが、この循環型のシステムに出合い4月、小豆島町で施設の運用を始めた。
施設を運用する大竹洋平さん:
街中の至る所に野菜の生産工場として設置したい。新鮮な野菜がいつでもどこでも提供できるようなものになると思う

栽培された野菜は、同じ敷地内にあるレストランで提供されるという。

(岡山放送)