東京都などが飲食店への感染対策を強化する中、広がっているのが“レンタルスペース飲み”。
めざまし8が取材をすると、時短要請が出されている午後8時以降でも、集まって飲み会ができてしまう実態がありました。

テーブルの上に並べられた、食べ物の数々。
これは先月12日に行われた“レンタルスペース飲み”の写真です。この日は、午後6時から9時までの3時間、5人で楽しんだといいます。
レンタルスペースとは、会議やパーティーなどができるスペースを時間で借りられるもの。多くが、お酒や食事の持ち込みも自由で、飲食店の営業時間が終わった後も利用可能です。

利用客:
実際の飲食店が午後8時までですよね。(レンタルスペースは)営業時間に関しても8時以降に出来るという部分がありますから…誰の目にも触れないですからね

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19日夜、都内のレンタルスペースに入っていったのは、男女のグループ。
東京都の時短営業の時間を過ぎても、飲食は続いていたようです。
別のレンタルスペースの下の階でバーを経営する人はこんな意見をもらします。

バーの代表:
大体10から15人とかじゃないですかね。3月の頭とか時短に入って、うちが20時までの営業になってからはすごい気づきやすくなりましたね。昼から夕方までパターンと、夕方から朝までパターンですね。一番怖いのは、上で感染出ちゃってクラスターになっちゃうのが一番怖いです。これが一番やばいと思います。

こう不安を口にしました。
これに対し、レンタルスペースのオーナーは「政府のガイドラインのもと、感染対策を徹底しています。室内にカメラを設置し、状況を把握できるようにしています。十分な感染対策は、行っています」としたうえで、「コロナの影響で、売り上げは半減していて、補償ではまかないきれない状況です」と話しています。

レンタルスペースは、お店でも家でもない第三の場所。
その居心地が良いからといって油断せず、感染対策については、徹底する必要がありそうです。

(「めざまし8」4月20日放送)