地球温暖化による気候変動などの影響で、将来的な食糧危機が心配されている。そんな中、食材として注目されているのが「昆虫」。昔ながらのものから最新のものまで体を張って紹介する。

クッキーの上に、いなご?

まず伺ったのは、宮城県大崎市田尻町にある菓子店「華月堂」。和菓子から洋菓子まで、さまざまな商品が並ぶが、その中で、ひと際目を引く商品がこちら。

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梅島アナウンサー:
こちらが昆虫を使った商品ですか?「いなご入り」って書いていますね。いなごは結構、食べるんですか?みなさん

店主 林裕子さん:
お茶を飲むときに、いなごの佃煮とか

梅島アナウンサー:
じゃあそれを、お菓子にアレンジして

店主 林裕子さん:
そうです。ぜひ、開けてみてください

梅島アナウンサー:
いなご入りというか、“いなごのせ”という感じですよね。なかなかインパクトありますね

店主 林裕子さん:
泣きながら食べる人もいる

梅島アナウンサー:
泣きながら食べる!?

クッキーの上に、佃煮にした“いなご”がのった驚きのビジュアル。気になるその味は…?

梅島アナウンサー:
あれ?おいしいですね!サクッとしてて、コリっとした食感もあり

店主 林裕子さん:
エビの尻尾っていう感じ。あと、いなごの粉が入っています

梅島アナウンサー:
いなごの粉が生地に入っているんですか。全然平気でした。売れ行き良いんですか?

店主 林裕子さん:
多いときには、月に1000枚以上売れますよ

梅島アナウンサー:
月に1000枚!?。他のお菓子と比べて売れ行きは?

店主 林裕子さん:
ダントツですね

50年後、100年後は昆虫を食べる世界に!?

日本の食文化の一部になっている「昆虫食」。今、世界的にも注目を集めている。
一体なぜなのか、昆虫食の研究をする元木助教に話しを伺った。

宮城大学食産業学群 助教 元木康介さん:
将来、世界の人口増加が見込まれており、食糧危機がやってくるといわれています。その解決策として、栄養価の高さ。さらに環境への優しさから、昆虫食が期待されている。特にたんぱく質が豊富であるといわれています。牛肉が26グラム程度、コオロギはその約2.5倍から2倍あたりの65gというデータもある。研究も盛んに行われていますし、一般の方の期待も高まっているので、これからも注目され続けると思います

ただし、いなごやコオロギなどは、甲殻類アレルギーの反応が出てしまう恐れがあるので注意が必要。

梅島アナウンサー:
50年後、100年後、昆虫を食べる世界になっているかもしれない?

宮城大学食産業学群 助教 元木康介さん:
既に、いなごの佃煮はスーパーにはありますし、もっと広い種類の昆虫が並ぶ日も来るかもしれない

店長のおすすめは“コオロギ”

昆虫食を販売する店は、仙台市内にもある。エスパル仙台にある「ザ・スタディールーム」は、自然に関する多彩な商品を取り扱う雑貨店。

店長 蜂谷知洋さん:
こちらにあるのが、全て昆虫食ですね

梅島アナウンサー:
これが全部、昆虫食?これ入っているんですか?

店長 蜂谷知洋さん:
全部まるっと、そのまま入っていますよ

梅島アナウンサー:
そのままじゃないですか。蜂谷さんも食べるんですか?

店長 蜂谷知洋さん:
はい。いくつか食べていますよ

梅島アナウンサー:
どうですか?

店長 蜂谷知洋さん:
いや。まあまあまあ。そんな感じですよね

蜂谷店長のおすすめは“コオロギ”。初心者向けだそうだが…?

店長 蜂谷知洋さん:
ゆでて、乾燥させて塩で味付けをしているだけ。素材の味をとっても生かしているものです

梅島アナウンサー:
開けてみます。うわー!いる~、いる~!ちょ、動かさないでください。近い~。(口に)入ってこない。いただきます…サクサクしてますね

店長 蜂谷知洋さん:
おいしいですか?

梅島アナウンサー:
味とかわからないです。香ばしい感じもしますね

店長 蜂谷知洋さん:
未来食ですからね

梅島アナウンサー:
どんな未来になるんですかね

初めてにしてはちょっとハードルが高すぎた。他にも「こおろぎカレー」や「ふりかけ」などもあるので、チャレンジしやすいものから試してみるのもいいかもしれない。

(仙台放送)