モデルの仕事が自宅で完結

「ウィズコロナ時代」の働き方が進む中、モデルさんの働き方も変化している。
東京都内に住む大原茉莉奈さんは、看護師として勤務。副業でモデル活動をしている。

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仕事をしている場所は自宅。
コロナ禍でスタジオなどでの撮影が難しいケースもある中、フルリモートで撮影できるのが特徴の「リモフォト」というシステムを利用している。

仕組みはこうなっている。
まず、リモートで仕事を行うモデルさんの自宅には、企業から商品が郵送されてくる。モデルさんは、自宅や自宅近くの屋外などで、その商品を使用して自撮り、もしくは家族などが撮影を行う。その後、モデルさんは撮影した画像を納品すれば、仕事は完結するという。

大原さんは、コロナ禍での看護師とモデル活動の両立を目指している。
現在は、コロナに関連した行政の仕事と、PCR検査センターでの仕事に従事しながら、モデルの副業にも力を入れていきたいと考えている。

そんな大原さんにとって、在宅で仕事を完結することが出来ることは、感染対策としても有効となっている。

副業持つことで、本来の仕事へのやりがいも

副業でモデル活動を行うことについて、大原さんは次のように説明する。

大原茉莉奈さん:
最近ではコロナをきっかけに、ニュースで看護師不足がクローズアップされていますが、その前から医療現場のマンパワー不足は、我々看護師にとって重要な課題です。
やりがいのある素敵な仕事のはずなのに、過酷な労働環境に耐えきれず現場を離れてしまう看護師をたくさん見てきました。
看護師一本でも生き生きと働いている方はもちろんいますが、私のように、憧れの職業を副業として持つことで気分をリフレッシュでき、本来の看護師として働くことの楽しさや、やりがいを持ち続けることができる方が少しでも増えればいいなと思っています。
古くからの慣習が根強い医療業界だからこそ批判も多いですが、新しい働き方のロールモデルになりたいと思っています

モデルの副業マッチングサービス「週末モデル」を手がける企業「モノクロム」によると、新型コロナ感染拡大前は、ほぼ全てのモデルの仕事が対面だったが、今では半分くらいの仕事が「リモフォト」を使った、フルリモートになっているという。

モノクロム 下田奈奈 広報室長:
新型コロナの影響で仕事がなくなり、収入が減っている女性に対し、在宅で収入を得られる仕組みを作りたいとも考えて、『リモフォト』を開始しました。
実際にコロナ禍で仕事を失い、空いた時間で何か新しいことに挑戦しようと、前向きにこの状況と向き合う女性が多くいます。
コロナ禍のこの1年で、週末モデルの登録者は3000人ほど増え、現在は約7000人にまで増えました。昨年末にはネットショップとの提携も行い、中小企業や個人事業主からの、商品を着用した画像の納品依頼も増えています

コロナ禍で、オンラインでの仕事が浸透する中、モデルさんの働き方の可能性も広がりを見せていて、新たな局面を迎えている。

(フジテレビ経済部 西村昌樹記者)