あのクリスタルオブジェはどこに…名古屋の待ち合わせの聖地を見守り続けたモニュメント

街の人の素朴な疑問を調査。
待ち合わせスポットにもなっている名古屋市中区・栄の地下、「クリスタル広場」にあったオブジェはどこに行ったのかについて調べた。

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女性A:
ここにあったクリスタル?あれはどうなったんだろうって

女性B:
なくなっちゃったからね。噴水がね。あれってどっかいったんですか?

名古屋の待ち合わせの定番、クリスタル広場。クリスタルのオブジェは、4年前に撤去された。

クリスタル広場にあったクリスタルは、果たしてどこにいったのか。

クリスタル広場のあるサカエチカが開業したのは、今から半世紀前の1969年。

そのランドマークとして作られたのが、クリスタルオブジェだった。

初代のシャトークリスタルは、その光り輝く姿が人々を魅了した。

そして、名古屋の人にとって記憶に新しいオブジェは、1999年に代替わりした2代目。

待ち合わせの聖地を見守ってきたクリスタルのオブジェは、開業50周年のリニューアル工事に伴い、2016年に、惜しまれつつ姿を消した。

老舗店の主「残念だけど壊して産業廃棄物に」…クリスタルオブジェは捨てられたのか

あのクリスタルは、一体どこへ。サカエチカの老舗店に聞いてみると…。

日本茶専門店の会長:
それは管理事務所に…。私も気になりますよ。どこに行ったのか

寿司店のオーナー:
壊さないと撤去できなかったから、産業廃棄物。残念だけど

捨ててしまったとの声もある中、詳細を聞くために、サカエチカの管理会社へ。

事務所で、当時の資料を見せてもらいつつ、担当者に更に詳しい資料を探してもらっていると…。

サカエチカマチの担当者:
クリスタルの中央部分の一部、見つけました

オブジェのクリスタルの一部が、きれいな状態で残っていた。

1つ1つ形が違う、ガラス製のクリスタル。

これを約450個、2.4メートル積み上げて、モニュメントはできていた。

クリスタル広場の撤去されたクリスタルは、一部であるものの、当時を伝えるものとして保管されていた。

(東海テレビ)

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