名古屋市の60代の男性医師が、警察官を名乗る男に8700万円相当の暗号資産をだまし取られました。

 警察によりますと、今年9月、医師の男性の自宅に「フィッシング詐欺にあったクレジットカードの情報からあなたの名前が流出している」などと、警察官を名乗る男から電話がありました。

 その後、別の男から「容疑を晴らすためにあなたの預金の紙幣調査を行う必要がある」などと指示があり、男性は76回にわたり現金8700万円を暗号資産に交換して送金したということです。

 22日、「あなたの疑いが解消されました。今までのトークのやり取りや送った画像などを削除して待っていてください」などとメッセージが送られて来たものの、その後連絡はなく、不審に思った男性が近くの交番に相談しました。

 男性は警察官を騙る詐欺の手口を知っていたものの、「自分が容疑者と言われ怖くなって信じてしまった」などと話しているということです。

東海テレビ
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