「会合が重なってしまった。途中で6名になった」
5人以上の会食が報じられた東京オリンピック・パラリンピックの司令塔、橋本聖子五輪相。12月24日正午すぎ、その内容について記者の質問に答えた。
――6人で会食していたのですか?
橋本五輪相:
途中で6人になることがありました。結果的には予定外で6人の会合が重なってしまったということなんですけれども。

「結果的に」や「予定外」「一時的に」などとした上で6人の会食を認めた橋本五輪相。
週刊文春によると、橋本五輪相は12月17日の夜に計6人で会食。平均単価1人あたり2万円、カウンター8席のみという東京・四谷の高級寿司店を貸し切り行われたという。
そしてこの会食は、人数だけでなく行われたタイミングも問題となっている。
橋本五輪相の会食前日の16日には、菅首相が大人数での会食に参加していたことを陳謝。

会食当日の17日には東京で初めて800人台の感染が確認され、政府分科会の尾身会長が「5人以上の会食は控えてほしい」と呼びかけていた。

オリンピック開催に向け、新型コロナ対策に万全を期すべき立場にありながら、なぜ参加したのか?
橋本五輪相:
以前から会合を、ということになっていた方が3人おりまして。その3人の方と会食をする予定だったのが遅い時間になったので、急遽、お二人の方と別な形で会合をということになったものですから…

橋本五輪相:
途中で6名になったということになります。

――それは一時的に?
橋本五輪相:
一時的にですね。
――お相手はどういう方々ですか?
橋本五輪相:
仕事上でいろいろと意見交換をしている方です。知人です。結果的に前後して時間が重なってしまったということもいけないと思いますので、しっかりと感染症対策をした上で極力、そういった懇談等は避けていきたいと思っています。

「緊張感がない」街や野党から非難の声
自覚に欠ける行動には街の人々も呆れ顔だ。
女性A:
3人だろうと6人だろうと、会食を今やるべきではない。今その話は本当に必要なのか。
男性A:
国民に抑制させておいて自分らはやっていいという、小学生でもわかることじゃないですか。笑うしかないですよね。
女性B:
バレないと思ったのかわからないですが、ちょっと非常識ですよね。
非難の声は野党からもあがった。
立憲民主党・福山幹事長:
いささか緊張感がないと言わざるを得ないと思いますし、やることの優先順位が間違っているのではないかと言わざるを得ません。

(「イット!」12月24日放送分より)