人道状況が悪化するパレスチナ自治区ガザで豪雨による浸水被害が相次ぎ、避難民が暮らすテントが浸水するなど被害が深刻になっています。
ガザ当局は7日、強い雨の影響で、過去12時間に約7万張のテントが浸水したと発表しました。
雨期に入ったガザでは、住民らがバケツで水をかき出し、ぬれたマットレスなど家財道具の片付け作業に追われています。
また、パレスチナメディアは、イスラエル軍の攻撃で損傷していた建物の壁が豪雨で倒壊し、2人がけがをしたと伝えています。
衛生環境のさらなる悪化も懸念されアルジャジーラによりますと、ガザ市にあるシファ病院では、救急部門が浸水し、約4時間にわたって機能が停止しました。
病院の院長は、避難民のテント内で雨水と下水が混ざり合っていることから、胃腸や呼吸器系の疾患、皮膚の感染症などが増えるおそれがあると警告しています。
国連は10月、ガザ地区で約95万人の避難民が、洪水の危険性が中程度から高い場所で暮らしていると警告しました。
また、物資の不足により、雨期に住居の支援を必要とする世帯のうち、確保できている物資で一部でも支援できるのは18%にとどまると指摘しています。
