大規模な抗議活動や衝突が続いているフランスでは5日、再び、労働者の賃金上昇や待遇の改善を訴えるデモが全土で行われ、一部の暴徒と警官隊らが衝突しました。
労働組合などが呼びかけた今回のデモには、全土で約60万人が参加しました。
パリでのデモは行進途中にも一部の暴徒と警官隊らが衝突し、終盤には到着地点となった広場で放火が起きるなど緊迫した状況が続きました。
また、南東部リヨンでは数百人の「ブラック・ブロック」と呼ばれる暴力的な集団がデモ行進に乗じて警官隊らと衝突を繰り返すなどしました。
これまでに全土で448人が拘束され、当局の隊員ら53人が負傷したということです。
南部トゥールーズ近郊では、高校生による抗議活動で打ち上げ花火の発射をきっかけに学校の敷地内で火災が発生したほか、西北部のレンヌでは警察官に金属製の球が投げつけられました。
デモ参加者:
大統領選挙まで数カ月の間に、国民議会は一丸となって解決策を見つけるべきだと思います。
1カ月以上にわたり全土で混乱が続き、2027年には大統領選挙が控える中、フランス政府は9日にも労働組合と使用者側の代表を集めた会議を開き、賃金の問題などへの対応を協議すると発表しました。
