春の高校バレー北海道代表決定戦は4日、札幌市の北海きたえーるで3日目を迎え、男女の3回戦と準々決勝が行われた。女子は旭川実業、札幌大谷、帯広南商、札幌山の手がベスト4進出を決めた。
第1シードの旭川実業は、エースの柳原奈苗選手(3年)が攻撃の中心となり、ここまで安定した戦いを見せ、大会連覇を狙う。インターハイでは大阪国際にフルセットの末に敗れ、ベスト16。岡本祐子監督は、「本当の強さを目の当たりにしたインターハイだったので、そこにもう一度チャレンジをしたくて春高の場にいます」と話し、「誰でも戦力になるように、チームの底力を上げてきた状況」と説明した。
キャプテンでリベロの千葉涼夏選手(3年)は、全国大会で強豪校と対戦した経験が、全国で通用するバレーに必要なプレーを考える大きな刺激になったと振り返る。ディフェンスの強化やスパイクの威力アップに取り組み、個人としては守備範囲を広げてきた。最終日に向けては「相手に合わせるんじゃなくて、自分たちのやりたいことを出し切って、圧倒的に勝ちたい」と意気込んだ。
札幌大谷は、昨年の大会以降、旭川実業に決勝で敗れてきた。セッターの高山瑚都選手(2年)を中心に、多彩なトスワークに加え、セッター自らも攻撃に加わる幅広い攻撃で5年ぶりの優勝を狙う。「チーム全体のベースアップがかなりできた」と元沢陽介監督は話す。高山選手のトス回しについては、「オフェンスのパターンはかなり多彩なので相手もちょっとやりづらいんじゃないかなと思います」と評価した。
スパイクの強度を上げることや、これまで落としていたボールを落とさない意識を持つことで、チームの底上げを図ってきた。藤本芽愛選手(2年)や菱小春選手(2年)らが成長。ビーチバレーの北海道代表を経験した本間陽菜乃選手(3年)と高島心愛選手(3年)も「ビーチを経験して技術が上がった」と話した。

帯広南商は、部員7人で臨んだ2月の新人大会で3位に入った。2年生の番匠華乃選手、小西彩花選手らの成長に加え、北海道中学選抜でリベロを務めた1年生の酒井柚菜選手らが加わり、攻守の幅を広げてきた。チームをけん引してきたエースの矢萩梨花選手(3年)は、今秋の国民スポーツ大会で北海道選抜の一員としてさらなる成長を遂げた。
準々決勝では東海大札幌に第1セットを先取され、第2セットも終盤までリードを許しましたが、逆転でセットを連取し、ベスト4進出を決めた。富田誠治監督は「綺麗に勝つとか点数を抑えるとかではなく、ここまで来ると、やっぱり形が悪くても何が悪くても結果を残していくというのがトーナメントの鉄則。理想は追わないつもりです」と話し、結果にこだわる姿勢を示した。

札幌山の手は、夏以降、チームでレシーブの強化に取り組み、ここまですべてストレート勝ちでベスト4に進出した。キャプテンの渡邊陽織選手(3年)と妹の麻妃選手(1年)がレフトの対角を組む。姉の陽織選手は、「妹だからこそ、いろんな事を言える関係だし、お互いに言い合ったり、アドバイスしたりできる関係」と話した。
姉の陽織選手と一緒に全国大会に行きたいという思いで入学した麻妃選手にとっても、姉とコートに立てる最後の大会。高校バレーにも慣れ、「レシーブ面がすごく成長できた」と実力がついてきたことを実感している。
5日は準決勝と決勝が行われ、準決勝を勝ち上がった男女それぞれ2チームが2027年1月に開幕する春の高校バレーに出場する。
<女子準々決勝>
旭川実業 2 (25-8、25-12) 0 北海道栄
札幌大谷 2 (25-13、25-12) 0 旭川龍谷
帯広南商 2 (21-25、25-23、26-16) 1 東海大札幌
札幌山の手 2 (25-18、25-22) 0 旭川志峯


