晴天に恵まれた文化の日の11月3日、彌彦神社で開かれている『弥彦菊まつり』には多くの人が訪れました。高齢化によって愛好家は年々減少していますが、今年も手塩にかけた菊が人々を魅了しています。
約2000鉢の菊が境内を埋め尽くす『弥彦菊まつり』。
今年、最高賞である寛仁親王賞を受賞したのは、1本の茎から300以上の花を咲かせる“数咲き”です。
愛好家歴50年で審査員を務める古泉隆夫さんに、評価のポイントを聞きました。
【新潟県菊花連盟 古泉隆夫 副審査員長】
「花をしばったり、幹をしばったりするので、手間がだいぶかかる。その中でも品位が良くて、これが最高賞をとった」
厚労大臣賞を獲得したのは、異なる種類の3段の菊で構成される“弥彦作り”の作品。
【新潟県菊花連盟 古泉隆夫 副審査員長】
「赤・白・黄色の品種の菊を3種類植えないといけない。花のバランスと高さのバランス(が良い)」
審査員の古泉さんの菊は評価対象にはなりませんが、切り花として会場を彩っていました。
【新潟県菊花連盟 古泉隆夫 副審査員長】
「家を空けると手入れができないから長い旅行はできなくて、日帰りぐらいのもの」
そうした苦労は、見る人にも届いていました。
【訪れた人】
「変わった菊がたくさんある。初めて見る菊もあるからおもしろい」
【訪れた人】
「初めて来たが、色んな色で感動している」
【訪れた人】
「こんなに大きい花を作るのは大変だと思った」
【訪れた人】
「菊を初めて見たが、こんなにきれいだと思わなくて。1等とか2等とかの違いはまだ分からないが、少し勉強したいなと思った」
菊が人々の目を楽しませる一方、県菊花連盟の会員は高齢化していて、現在はピーク時の10分の1以下の100人ほどまで減少しています。
【新潟県菊花連盟 古泉隆夫 副審査員長】
「新人が入れば一番いいが、あと、会員が病気ならず、数を作るようにしないと、だんだんさびれてしまう」
それでも、愛好家は高い意欲で菊に向き合っています。
【新潟県菊花連盟 古泉隆夫 副審査員長】
「良い花を咲かせるのに頑張っていると思う」
弥彦菊まつりは11月24日まで開かれ、会期中、19万人の来場が見込まれています。
