閉園した札幌市南区の「ノースサファリサッポロ」に11月2日、市が立ち入り検査を行い、22棟の無許可建築物がまだ残っていることを確認しました。
「除却命令の期限を迎えたノースサファリの中に市の職員が入っていきます。建物の撤去状況などを確認するとみられます」(阿部大輔記者)
2日午前10時ごろ、旧ノースサファリに、市の職員7人が入りました。
2025年9月に閉園したノースサファリサッポロを巡っては、市は2026年10月末までに旧園内の全ての無許可建築物を撤去するよう命じる「除却命令」を出していました。
市によりますと、旧園内に残る動物の数は、10月末時点で220匹で、立ち入り検査では、22棟の違法建築物が残っていました。
「20数年前から言っている話なので、撤去していただくしかない」
「刑事告発や行政代執行など、行政として取り得る手段があるので、引き続き検討していく形になる」(札幌市開発指導課 坪田修一課長)
運営会社のサクセス観光側は、期限に間に合わなかったことに「多数の動物の安全や飼育環境を確保しながら、作業を進める必要があった」などとコメントしています。
市は11月中にも運営会社側に撤去を再度求める方針です。
〈以下、サクセス観光側のコメント〉
違法状態が継続していることにより、関係者の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしている点については、改めてお詫び申し上げます。
当社としても、違法状態をできる限り早期に解消したいという方針に変わりはありません。
これまでも順次、建築物の撤去を進めてまいりましたが、園内には現在も多数の動物が残されており、その安全や飼育環境を確保しながら作業を進める必要があることから、撤去の完了には至っておりません。
なお、園内に残されている動物については、関係者の支援を受けながら、その健康や福祉に配慮し、引き続き適切な飼育に努めております。
今後も、動物の安全と福祉に十分配慮しながら、関係者との調整を進め、可能な限り速やかに建築物の撤去を進めてまいります。
また、除却命令に関する訴訟等の法的対応については、引き続き検討しておりますが、現時点で具体的にお答えできることはございません。
