11月1日告示された熊本市長選挙です。政令市移行後 最多となる5人が立候補しました。各候補者は思い思いの場所や手法で選挙戦を展開。2日は初日の訴えをお伝えします。
熊本市長選挙には現職と新人、合わせて5人が立候補しています。
ベーカリー事業などを展開する会社の代表を務める無所属・新人の陳田 奈美子さん。
市庁舎の移転先となっているNTT桜町ビル跡地を望む市民会館前で第一声をあげました。
【無・新 陳田奈美子候補(48)】
「なんで庶民がこんなに苦しんでいるときに、こんな莫大なお金をかけてこんな大きな市庁舎を建て替えありきで進める必要があるのか。解体したから(庁舎の建て替えが)もう決まったのではないかと思っているかもしれないが、まだ止められる。そのために立候補した」
陳田さんは「市庁舎を建て替えない方向で見直す」とし、建て替えに必要な財源を
第1子からの保育料無償化など子育て支援策に充て、〈日本一の子育て都市・熊本をつくる〉と訴えます。
4選を目指す無所属・現職の大西 一史さんは今年7月の熊本地震で大きな被害を受けた南区城南町で出発式を開催。
会場には500人以上が集まりこれまでの選挙同様、大西さんを推薦する自民党、
公明党、連合熊本の代表、地元選出の国会議員や県議、市議らが顔を揃えました。
【無・現 大西一史候補(58)】
「強い熊本をつくっていかなければならない。熊本市役所という防災拠点が万一のことがあったら市民を助けることはできない。皆さんの支援に回れる行政体制をずっと継続していくことが一番大事。だからこそ非常にいろんな批判もあるがやっぱり(建て替えは)やらなければならないこと」
そして大西さんは南区の仮設住宅などを回って地震から3カ月の現状を確認、住民との対話を重視し声を受け止める選挙にしたいとしています。
元・熊本市議で無所属・新人の井坂 隆寛さん。
第一声を上げる場所として選んだのは市役所本庁舎の前でした。
【無・新 井坂 隆寛候補(51)】
「今回、この選挙に名乗りを挙げた最大の理由、それは何としてもこの庁舎建て替えを食い止めること。未来の世代に大きな負担をかけてはいけない。誰もが誇れる次世代のための熊本市を皆さんの手に取り戻そう」
白川公園での出発式では、後援会長をつとめる元・参議院議員の松野 信夫さんが
マイクを握ったほか『庁舎建て替えを考える会』のメンバーなどおよそ150人を前に「挑戦者として現職に立ち向かう」と声をあげました。
元会社員で無所属・新人の古木 浩一さんは前回、4年前に続き2度目の市長選出馬です。
1人で戦う選挙戦。街頭演説は行わず愛用の自転車で候補者ポスターを掲示板に張るのが選挙活動。
市役所本庁舎の建て替えには反対の立場で市上下水道局の運営体制の縮小や北区の八景水谷公園の整備を訴えます。
【無・新 古木浩一候補(66)】
「最大1230億円で10年間の利子が314億円ですよ。これ誰が払います?
子どもたちが払わないといけない」「新しい市政、市民に寄り添った市政、
上を見上げるだけの政治ではなくて土台を固める政治をしたい」
無所属・新人で 建築会社代表の岡 和久さん。
1日は立候補を届け出たあと自ら市内を周りポスター張りです。
市役所本庁舎の建て替えには反対の立場で「まずは7月の地震からの復旧・復興への対応を最優先すべき」と主張します。
【無・新 岡 和久候補(53)】
「私は自分の時間がある限りボランティア活動をしている。皆さまに寄り添う形をとるのが自分の政策になる。まずは令和8年熊本地震の復旧復興をしながら物価高の調整も行っていきたいと思う」
岡さんは市中心部などで街頭演説、1人で選挙カーを運転しながら政策を訴えます。
