2日現在、強い勢力の台風31号は父島の南の海上を西寄りに進んでいます。
今後は次第に進路を北寄りへ変え、本州の東の海上を北上する見込みです。
現時点では本州へ直接接近する可能性は低く、直接的な影響はなさそうです。
3日は太平洋側で晴れ、日本海側は雲多め
3日「文化の日」は、東へ離れる低気圧に代わって西から移動性高気圧がやってくるため、広い範囲で晴れる見込みです。
太平洋側を中心にお出かけ日和となりますが、日本海側には冷たい空気が流れ込むため、雲が広がりやすくなります。
特に、北海道では雨や雪の降るところもあるでしょう。

広い範囲に晴れをもたらすこの移動性高気圧は、実は台風31号の動きにも影響しています。
高気圧に進路阻まれ動きはゆっくり
天気図を見ると、4日までは移動性高気圧が本州付近を覆う見込みです。
そのため、台風は“高気圧の壁”に北上を妨げられ、速度を落として動きます。

父島付近では雨風の影響が長引く可能性がありますので、警戒が必要です。
5日以降は、高気圧が東へ抜け、高気圧の壁がなくなる“切れ目”のタイミングで速度を上げて北上していく見込みです。

台風は周囲の大きな風の流れに流されながら進むため、高気圧の勢力や位置の影響を大きく受けます。
高気圧の周りには時計回りの風が吹いていて、今回はその風が台風の進路を抑え込む形になっています。
そのため、このような高気圧の切れ目ができるタイミングでは、台風の進路や速さが大きく変わることが少なくありません。
6日頃までは太平洋側を中心に、うねりを伴った高波に注意が必要です。
5日は広く雨…関東で雨脚強まる時間も
5日は日本海を進む低気圧や前線の影響で、西日本から東日本の広い範囲で雨が降りそうです。
関東では台風31号の周辺から流れ込む暖かく湿った空気の影響も加わり、一時的に雨脚が強まる可能性があります。
ただし、台風本体は本州から離れていく予想のため、現時点では災害級の大雨となる可能性は高くありません。
今後も予報の変化がないか、最新の気象情報をご確認ください。
【執筆:フジテレビ気象センター・気象予報士 岡部茉莉】

