大人気スポット「うみたまご」で激レア調査
大分市の人気水族館「うみたまご」の裏側に、知る人ぞ知る謎の自動販売機があるという。
なんと120リットルもの量がたった100円で販売されているのだ。
一体、誰が何のために購入するのか?
調査を進めると、一度は処分されるはずだった自販機を救った、社長の熱い想いが明らかになる。
今回の調査内容は、「全国的にも珍しい、水族館ならではの激レア○○を調査せよ」である。さっそく大分市の水族館「うみたまご」の館内を巡ってみることにした。
子どもたちに大人気の「チンアナゴ」
まずやってきたのは、多くのお客さんで賑わう水槽の前だ。
砂から顔を出すたくさんのチンアナゴ。これは見ごたえがある。
(Qこれは全部チンアナゴですか)
ーーうみたまごスタッフ
「チンアナゴとニシキアナゴが入っています」
全てチンアナゴかと思いきや、オレンジと白の縞模様が「ニシキアナゴ」、白と黒の斑点模様が「チンアナゴ」なのだという。なるほど、勉強になる。

スタッフも初見の「白いマダラトビエイ」
さらに調査を進めていると、ひときわ目を引く生き物を発見した。色がついていない、真っ白なエイだ。
これは珍しい。スタッフによると、本来は黒いマダラトビエイが「白変種」になった非常に珍しい個体だという。メラミン色素が薄いだけで、アルビノとはまた違うそうだ。
この白いマダラトビエイは、2025年12月に宮崎県延岡市北浦町沖合の定置網で捕獲されたとのこと。

ーーうみたまごスタッフ
「自分、28年間水族館勤めてますけど、初めて見ました」
28年間勤務のベテランスタッフが初めて見るほどの激レアな存在。これは幸先の良いスタートだ。

まさかの裏側に…本当の「激レア」の正体
そして、いよいよ本題の謎の自動販売機である。
私たちが探しているものは水族館の裏側にあるため、一般のお客さんは知らないという。スタッフに案内してもらい、入り口から遊歩道を通って裏側へ向かう。裏門を抜けた先にあったもの、それは…。
(Qこれは、なんですか)
ーーうみたまごスタッフ
「これは、”海水を買う自動販売機”」
なんと、探し求めていたのは「海水の自動販売機」だったのだ。
皆さんが想像するような見た目とは、だいぶかけ離れているだろう。ホースが付いていて、ここから海水が出てくる仕組みだ。
そして、もちろんただの海水ではない。

ーーうみたまごスタッフ
「水族館のあの海水と同じ水。病気の菌とか、虫とか、そういうのを砂でろ過したきれいな水が、ここから出てきて、家に持ち帰れる」
水族館の設備でろ過された特別な海水が購入できるのである。主に居酒屋のいけすの水を替えたり、家で海水魚を飼育している人が購入していくそうだ。
気になるお値段は、120リットルで100円。2リットルのペットボトル60本分と考えると、ものすごい量だ。物価高のこのご時世だが、値上げもしていないという。
実際に100円を入れてボタンを押すと、勢いよく海水が出てきた。ちょっと舐めてみると…しょっぱい。間違いなく海水だ。

存続の危機を救った「地元への貢献」という想い
この自動販売機、実はうみたまごの前身である「マリンパレス」の時代からあったそうだ。
一度は処分される運命だったというこの機械。
うみたまごへのリニューアル時に、海水の自販機は設置しないという話になっていたのだ。
しかし、現在の社長がとある料理屋に立ち寄った際、「マリンパレスのお水にお世話になってます」という話を聞いたという。
ーーうみたまごスタッフ
「それで社長が『地元に貢献しなさい』ということで、急遽この場所に取り付けるようになりました」
社長の地域貢献への熱い想いが、この自動販売機を救ったのである。

今回調査した海水の自動販売機は、午前9時から午後5時までなら誰でも利用できる。第2駐車場側へ向かう途中に設置されており、入り口で警備員に一声かければ、車のまま自販機の前まで入ることも可能だ。
ただし、使えるのは100円と500円硬貨のみで両替機もないので、利用する際はご注意を。
そして、道中で出会った白いマダラトビエイや、眉毛のように見える模様がSNSで話題になったチンアナゴたちも、うみたまごの魅力的な仲間たちである。皆さんもぜひ、会いに行ってみてはいかがだろうか。


