大量の検査用の標本を無償で作らせ、大分大学に多額の損害を与えた疑いで名誉教授の医師の男が逮捕された事件についてです。
共謀したとされる医療法人から名誉教授が関係する団体への入金が数百万円規模だったことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
背任の疑いで逮捕・送検されたのは、大分大学医学部の名誉教授で医師の村上和成容疑者68歳です。
警察によりますと、村上容疑者は教授だった2022年から2023年にかけて、大量の検査用の標本を職員に無償で作らせ、大学におよそ3400万円の損害を与えた疑いが持たれています。捜査関係者によりますと、容疑を否認しているということです。
標本は大分市の医療法人が運営する診療所で使われ、この法人の理事長の男性は村上容疑者と共謀したとされています。
理事長は任意の調べに対し、容疑を認めていますが、「費用は払っていた」という趣旨の供述をしていて、医療法人から村上容疑者が関係する任意団体に対し、数百万円規模の入金があったということです。
団体の出金権限は村上容疑者にあったということで、警察は現金の流れややりとりされた目的などを詳しく調べています。
