11月2日に開幕する唐津くんち。毎年数十万人が訪れる一方、受け入れ先となる宿泊先の不足が課題となっています。そんな中、今年「イベント民泊」と呼ばれる新たな取り組みが始まっています。
唐津市の山あいにたたずむ「オーガニックレストラン木の花」。
この店を切り盛りする池田富子さん77歳です。
【オーガニックレストラン木の花オーナー 池田富子さん】
「調味料、野菜、お米もオーガニックで、水もミネラルウォーターを自家製で料理しています」
池田さんの3人の子供がいつでも帰って来れるようにと17年前に建てたログハウス。
地元で採れた野菜や山菜を使った料理を提供するレストランを経営する傍ら、空き部屋を活用し修学旅行生を受け入れています。
【オーガニックレストラン木の花オーナー 池田富子さん】
「こちらが宿泊の部屋です。2段ベッドで少し狭いが5名は泊められます。正面が有名な鏡山が見える山の中の一軒家です」
この部屋を活用し唐津の魅力を知ってもらおうと、池田さんが応募したのが「イベント民泊」です。
去年は3日間で約57万人が訪れた唐津くんち。
「イベント民泊」は、観光客などの宿泊先不足を補おうと唐津市が今年初めて取り組んでいるものです。
イベント民泊は通常の「民泊」と違い、イベントの開催で一時的に宿泊施設の不足が見込まれる時に限り、「自治体の要請」により旅館業法に基づく営業許可が無くても自宅などを宿泊先として提供することができます。
他県では、徳島県の「阿波おどり」や青森県の「弘前ねぷたまつり」などでも取り入れられました。
唐津市は、宿泊プラットフォーム「Airbnb」と連携して受け入れ先を募集。
市の許可を得た複数のホストが自宅などを宿泊先として提供する予定です。
【オーガニックレストラン木の花オーナー 池田富子さん】
「気軽に受けられるというか来年も出来るか分かりませんがいいなと思いました。ホテルとか旅館ではない味わい実家に帰ったような雰囲気で泊まってもらえたらうれしい」
唐津市はイベント民泊を実施したホストとの意見交換会を開き、来年以降も継続する方針です。
