クマの個体数の管理について有識者が話し合う岩手県の審議会が10月28日開かれ、今後5年間で約4割減らす方針に対し、「捕獲する人材の育成が重要」といった意見が出されました。
審議会には大学教授などの委員7人が出席し、9月に県が示したクマの管理計画の素案について意見を交わしました。
2026年、県内のクマの出没件数は、県のアプリ「ベアーズ」が導入されたこともあり、9月末時点で2025年より600件ほど多い5200件余りに上っています。
人への被害を防ぐため、素案では現在、県内に生息しているとされる約5200頭を今後5年間で約3400頭にまで減らす方針です。
市街地や人里に近い場所では出没したクマを原則駆除し、クマの生息域と人里との間に設ける「緩衝地帯」では追い払いを行います。
28日の審議会では委員から「緩衝地帯の整備方法を示すべき」「捕獲する人材の育成が重要」などの意見が出されました。
県自然保護課・千田志保特命参事
「人の生活圏に出たものは捕獲し、クマの生息域から人里に出て来させない取り組みをしっかりすることが必要」
県は委員の意見を踏まえ、年度内に管理計画を策定する方針です。
