「あしたのジョー」などのヒット作で知られる、漫画家のちばてつやさんが亡くなりました。
87歳でした。
戦後漫画史の金字塔「あしたのジョー」など、数々のヒット作で知られる漫画家のちばてつやさん。
10月22日、東京都内の病院で亡くなりました。
87歳でした。
漫画家・ちばてつやさん:
こんなに繰り返し繰り返し愛されるキャラクターというのは、僕は描いていてすごく充実感を感じますし、物書きとして本当に冥利(みょうり)に尽きる。
1939年に東京で生まれたちばさんは、幼少期を旧満州で過ごし、戦後、家族で日本に引き揚げました。
1956年、17歳でプロの漫画家としてデビューして以降、数々のヒット作を生み出し、2024年には漫画家として初めてとなる文化勲章を受章しました。
ちばてつやさん:
手塚治虫さんが一番、いま喜んでくれていると思います。こうして文化のひとつに加えられて、“悪書”ではなくて“文化のひとつ”になったことで。
戦後漫画史の金字塔として輝きを放ち続ける「あしたのジョー」。
貧しい環境で育ち、ボクシングに人生をかける主人公・矢吹丈と、宿命のライバル・力石徹との壮絶な戦いは、今もなお多くの人々の魂を揺さぶり続けています。
2025年、天皇皇后両陛下主催の春の園遊会に出席した際には、天皇陛下に「海外でも日本の漫画を契機として日本の文化、日本語に興味を持つようになったとか」と尋ねられると「うれしいですね」と答えられました。
また、報道陣の取材では愛子さまとの“漫画談義”にも注目が集まりました。
ちばてつやさん:
(Q. 愛子さまはどの漫画の話題を)「あしたのジョー」を読んでいると。「コマ割りがなかなかうまい」と褒められちゃった。読み始めたばっかりだそうですけども、とてもうれしかったです。
近年も、自身の日常や戦争体験を題材にした「ひねもすのたり日記」を連載するなど、精力的に活動していたちばさん。
漫画、キングダムなどで知られる漫画家の原泰久さんは、自身のXで「今年2月に対談させて頂いた時はお元気だったので信じられません。僕は『ちばてつや賞』出身で、ちば先生はデビューした僕をずっと見守って下さっていました。ちば先生の漫画界への貢献は絶大過ぎて頭が上がりません。先生、本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつづりました。
ちばさんの葬儀は家族葬で執り行われ、後日「お別れの会」を予定しているということです。
