大規模な食品公害カネミ油症の次世代被害者を速やかに救済するよう五島市の出口市長が21日、国に要望しました。
厚生労働省を訪れたのは五島市の出口太市長で、21日は村山事務次官にカネミ油症の次世代被害者の救済などを求める要望書を手渡しました。
カネミ油症は1968年に西日本一帯で発生した大規模な食品公害で、猛毒のダイオキシン類が混入した米ぬか油を食べた人などがいまも健康被害に苦しんでいます。
県内では五島市を中心に1010人が油症患者に認定されていますが、「次世代被害者」とされる子供、孫の世代では認定が進んでいません。
出口市長は要望の中で、次世代被害者についても典型的な症状があるかどうかで油症認定をしてほしいなどと求めました。
五島市 出口太市長
「お子さん、お孫さんの世代で苦しんでいる方がいるのでそうした方々の声をきちんと届けて一刻も早く被害者の方の心の傷と体の傷が癒やされるようにということをこれからも繰り返して求めていく」
このほか出口市長は、離島の介護サービス提供体制を維持するための支援なども求めています。
