パティスリーフィエルテ オーナー・高橋奈々美さん
「田野畑村って、人数は少ないかもしれないんですけど、一人ひとり、愛がある」
そう話すのは、岩手県田野畑村の恵みが凝縮されたケーキやパンなどが人気の洋菓子店、「パティスリーフィエルテ」のオーナー・高橋奈々美さんだ。
田野畑村で生まれ育った高橋さんは、関東のホテルなどで経験を積み、2021年にUターンし開業した。
フィエルテの人気メニューが、田野畑村の様々な果物が楽しめる「季節フルーツのシフォンケーキ」だ。
この時期は夏から秋にかけて収穫する夏イチゴを使用。
イチゴの甘酸っぱさと、ふわふわでしっとりしたシフォン、サンドされた生クリームとカスタードの甘みがよく合う。
パティスリーフィエルテ オーナー・高橋奈々美さん
「今の時期だと、夏イチゴはキュンとした酸っぱさが特徴となっている。その酸っぱさと、山地酪農牛乳の優しい味わいのバランスがとれていて、もう一度食べたくなる味わい。ギリギリまでしっとりふわふわが好きなので、研究に研究を重ねて出来上がったやわらかさとしっとりさ」
田野畑村の恵みがつまったスイーツをもう一品、パティスリーフィエルテの看板メニュー・山地酪農プリンだ。
その名の通り、こちらにも田野畑村が誇る山地酪農牛乳がふんだんに使用されていて、濃厚な牛乳の味わいにほんのりとした甘みがクセになる一品だ。
パティスリーフィエルテ オーナー・高橋奈々美さん
「一番のこだわりは山地酪農牛乳。24時間365日放牧され、四季・食べる草によって味わいが変わる、優しい甘みが特徴。さらに、甘さを優しく押し上げる役割を果たしてくれている田野畑村産のハチミツ『トチ』も使っている」
田野畑村の恵みが引き立て合う「山地酪農プリン」は、岩手県が主催する「岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリ2025」で最優秀賞に輝いた。
パティスリーフィエルテ オーナー・高橋奈々美さん
「本当に、とってもうれしかったです。言葉にならないくらいうれしかった。田野畑村の素材は大会でも通じるくらい、おいしい食材だと気づくきっかけにもなっているので、もっともっとおいしいものを開発していきたい」
店名の「フィエルテ」はフランス語で「誇り」の意味。
職人として、そして田野畑村の食材に対して、この2つの「誇り」が今回の成果に繋がったのかもしれない。
そんな高橋さんがUターンしたわけを聞いた。
パティスリーフィエルテ オーナー・高橋奈々美さん
「田野畑村にお菓子屋さんがないのがずっと気になっていて。それなら自分が田野畑村に戻ってきて、おいしい素材がいっぱいあるので、それをたくさん使ったケーキ屋さんになりたいと、ずっと思っていたこと。帰ってきてから思うのは、田野畑村って人数は少ないかもしれないが、一人ひとり愛がある。優しい方が多い、すてきな良い村だと改めて感じることが出来たので、Uターンして良かったと思う」
「パティスリーフィエルテ」は、田野畑村の恵み、そして誇りを県内外に発信する洋菓子店だ。
