※VOL.2から続く。
『餃子の王将』の運営会社社長が射殺された事件の判決公判が、2026年10月16日に開かれ、殺人などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の男に無罪が言い渡された。
工藤会系組幹部の被告とは、一体どんな人物なのか。記者に宛てた手紙に記していたこととは…。
現『工藤会』会長からの返信には…
『王将事件』に工藤会の組織的関与があるのか。事件の真相を追い続ける『週刊文春』の西岡研介記者は、田中幸雄被告(59)だけではなく、福岡拘置所で勾留中のある人物にも手紙を書き、取材を申し込んだ。

手紙を出した相手は、田中被告が所属する石田組の組長のほか、事件当時の工藤会トップ・野村悟被告(79)。さらに当時のナンバー2・田上不美夫被告(70)だ。

このうち返事があったのは、4つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われ一審、二審で無期懲役の判決を受け現在、上告中の現・工藤会トップの田上被告からだけだった。

西岡記者は、田上被告からの手紙について「ちゃんと返すんだ、返してくれるんだっていうふうには思いましたね。丁寧な人だなと思いましたね」とその印象を語った。

「田上被告自身が、裁判を抱えられてるときに、大変、申し訳ないけれども、私はその田上被告の事件じゃなくてね、王将事件について、こういうふうなことが法廷で出たので、こういうふうなことを弁護人が仰ったので、お話を聞きたいんですと」(週刊文春 西岡研介記者)

「話すことも有りません。判って下さい」
▼田上不美夫被告からのハガキ ※提供:週刊文春編集部
「御手紙有り難うございます。私には何も判りません。話すことも有りません。判って下さい」

田上被告からの返事は、そう書いてあるだけだった。

「(最後の言葉には)まず自分の事件で結構、大変やから、勘弁してくれよと、知らんがなというような話なのかー」

「それとも田中被告と同じように、自分は組織のなかに生きる人間なので、組織のことについては喋れないという意味なのか、2つの意味なんだろうなっていうふうに感じましたね」(週刊文春 西岡研介記者)

田中被告が無罪となった今回の裁判。しかし『王将社長射殺事件』は、多くの謎を残したままだ。
(テレビ西日本)

