カーシェアリングサービス『タイムズカー』の会員情報が流出した問題。新潟県内でも影響が広がる中、流出の被害を受けた可能性がある人を対象に、県公安委員会は運転免許証の再交付を始めている。
■タイムズカー“個人情報”漏えい問題…本人確認書類160万件流出
24時間365日利用可能で予約から返却までをスマートフォン1台で行える手軽さから人気を集めているカーシェアリングサービス『タイムズカー』。
新潟県内でもサービスを展開していて、新潟市中央区では240台以上の車両を貸し出している。
このタイムズカーをめぐり、影響が広がっているのが会員情報の流出だ。
9月25日、タイムズカーのシステムが不正アクセスを受け、約660万件の個人情報が漏えいした問題。
このうち運転免許証の画像など本人確認書類160万件が流出したことが分かっている。
■影響は新潟県内にも…「第三者に何かされるのでは」個人情報流出に怒りの声
休日を中心にタイムズカーを利用していたという新潟市の女性は「短い時間の利用料金が安いレンタカーを利用するよりもお得だし、公共交通機関よりも時間の融通が利きやすいのですごく便利。まさか自分は対象ではないと思ってメールを開いたら、自分にも届いていたので、そのときはすごくびっくりした」と、アプリに登録していた住所や電話番号、運転免許証番号などの個人情報が流出したとしてタイムズカーからお詫びのメールが届いたという。
これまでに金銭など具体的な被害は受けていないというが、「公的な手続きができてしまうものが全て漏えいされてしまったので、第三者に何かされてしまうのではないかと恐ろしく思っている。謝罪の言葉がメール1通で済まされるなんて絶対に許されないと思うし、今後の対応については記者会見などでしっかり釈明をいただきたい」と語気を強めた。
■県公安委 運転免許証“再交付”の特例措置「重大な事案」
新潟県運転免許センターには、問題の発覚後からこれまでに複数の相談が寄せられているという。
県警本部運転免許センターの石橋壮一郎免許管理官は「今回は顔写真の変更に加えて、免許証番号を繰り上げることもできるという対応を取っている。これまで私が知っている限りでは今までやったことがなかった」と明かす。
通常再交付は住所変更や紛失などの場合に限られる運転免許証。
しかし、今回の問題を受け、県公安委員会は10月2日から個人情報が流出した可能性がある人を対象に、運転免許証の再交付を認める特例の対応を取っている。
石橋免許管理官は「今回については重大な事案であることを踏まえて、他県との情報交換を経た上でやるべきと判断した」と話す。
手数料は個人負担となるが、再交付を受けると顔写真や免許証番号を変更することができる。
県公安委員会は再交付手続きの期限は設けておらず、不安がある場合は相談するよう呼びかけている。
