福井・越前町の中学校に勤務する24歳の教諭の男が、今年5月と6月に自宅で県内在住の10代女性に性的暴行を加え、その様子を自身のスマートフォンで撮影・保存したとして逮捕・起訴された。被告は保釈中にもSNSを通じたストーカー行為に及んだことが判明し、3度目の逮捕をされている。福井県教育委員会は10月16日付で被告を懲戒免職処分とした。
「私がやったことで間違いない」逮捕時に容疑認める供述
1度目の逮捕容疑は、6月6日、被告は越前市内の自宅で、県内に住む10代の女性に対し、16歳未満と知りながら性的暴行を加えた疑いが持たれている。
7月30日、被害者の関係者から「男の行動がおかしい」と警察に届け出があり、翌31日に不同意性交等の疑いで逮捕された。被告は「私がやったことで間違いない」と容疑を認めた。
その後の捜査で、被告は以前にも同じ女性に対して性的暴行を行っていた疑いが浮上した。
警察によると、被告は2026年5月6日にも自宅で同じ10代女性に性的暴行を加え、その様子を自身のスマートフォンで撮影・保存した疑いがある。この容疑で被告は23日に再逮捕され、調べに対し容疑を全面的に認めていた。
保釈中に再びSNSでストーカー行為
2度の逮捕・起訴を経て保釈されていた被告は、保釈期間中にも犯行を重ねた。
9月9日から10日にかけて、県内に住む10代女性に対し、SNSでフォローリクエストを送信し、「フォローリクエストを承認して」という旨のメッセージを複数回送った疑いが持たれている。
ストーカー規制法違反容疑での3度目の逮捕をされた被告は「事件のことは弁護士と相談してから話すかどうかを決めたい」と認否を保留した。
「自分の感情抑えられなかった」容疑認め懲戒免職に
一連の事件を受け、福井県教育委員会は10月16日付で被告を懲戒免職処分にしたと発表した。
処分の理由について県教委は、「本人が一連の容疑を認めたため」と説明している。県教委の聞き取りに対し「自分の感情を抑制、制御できなかった」と述べたという。
県教委は、被告が勤務する学校の校長を「戒告」、教頭を「文書訓告」の処分とした。10月19日には臨時の市町教育長会議および県立校長会を開催し、服務規律の確保を指示したり、弁護士による不祥事防止の研修動画を作成し、すべての教職員に視聴させるなどして、信頼回復を図るとしている。

