太平洋戦争の終結から81年です。秋田県戦没者追悼式が16日、秋田市で行われ、参列者が祈りを捧げるとともに平和への誓いを新たにしました。
式典は高齢化が進む遺族の体調を考慮し、8月の「終戦の日」ではなく、暑さの和らいだこの時期に毎年行われています。
16日は県内各地から約600人が参列し、戦争で犠牲になった人たちの霊を慰めました。
そして、遺族を代表して、鹿角市の中村敦さん(83)が追悼の言葉を述べました。海軍上等水兵だった中村さんの父は、太平洋戦争が終結した1945年、東シナ海で戦死しました。
戦没者遺族代表・中村敦さん:
「戦後世代が国民の大多数を占める今日、平和の裏に多くの尊い犠牲があったことを後世に伝え継いでいかなければならないと思う。しかし世界に目を向けると、いまなお侵略戦争や民族紛争などで多くの人々が犠牲になっている。いまこそ平和の尊さを世界へ訴えることが求められていると思う」
日中戦争が始まって以降、県出身者は軍人・軍属だけで約3万4000人が犠牲となりました。
参列した人たちは、記憶の継承と平和への誓いを新たにしていました。
