呉市内の中学校に通っていた当時1年生の女子生徒が4年前、列車にはねられ死亡した事故をめぐり、市教委が設置した第三者委員会は、生徒が小中学校でいじめにあっていたとする調査報告書を公表しました。
市教委などによりますと、2022年6月、JR呉駅の構内で当時、呉市内の中学校に通っていた女子生徒が、列車にはねられ死亡しました。
この事故をめぐって、生徒の遺族が詳細な調査を希望したことから、市教委が第三者委員会を設置。
16日の会見で調査報告書が公表され、生徒が小学6年生のとき、複数の児童がいる前で差別的な言葉を大きな声で言われるなど、中学入学後にかけてもいじめにあっていたと判断した上で、自殺との関連性を認定しました。
また生徒は亡くなる2週間ほど前に、担任に泣きながら相談をしていましたが、学校側がスクールカウンセラーへの相談につなげようとしなかったことなどを、問題点として指摘しました。
【呉市いじめ問題等調査委員会 藤川 照彦 委員長】
「当該生徒に関わった大人にとって、大切であったもの必要であったものは、当該生徒の相談内容に隠された気持ちに寄り添い、もっと丁寧に対応する姿勢であった」
今回の報告書を受け、多田博教育長が謝罪しました。
【呉市教育委員会 多田 博 教育長】
「調査結果は真摯に受け止めないといけない。校内体制や、教職員のいじめの認識が少し不十分だったという指摘もいただいているので、再発防止に全力で取り組んでいきたい」
市教委は今後、各学校に教育相談コーディネーターを配置し、悩みを抱える生徒を適切かつ、円滑に支援につなげる体制を整えるとしています。
