きょう=10月15日、京都府舞鶴市で、クマが出没したという情報がありました。
関西テレビ「newsランナー」はクマの姿を捉えた映像を入手。クマが目撃された場所の周囲には幼稚園や小学校もあり、集団下校などの対応を余儀なくされました。
クマの捜索は、15日午後5時現在も続いています。
■クマが「勢いよく道路を走って横切る様子」防犯カメラに
15日午前11時半すぎ、舞鶴市七条中町付近で、「クマが1頭、道路を渡って東の方に行った」と警察に通報がありました。
その時間帯の付近の様子をとらえた映像には、1頭のクマが勢いよく道路を走って横切って渡ると、路地の方に姿を消す状況がとらえられていました。
クマは、大きさはそこまで大きくなく、小グマのようにも見えます。
クマはまだ見つかっておらず、ドラッグストアでは、クマが入ってこないよう自動ドアの使用を停止し、手動で開けるよう対策をしています。
■クマが目撃されたすぐそばには幼稚園も
クマが目撃された周辺には、比較的交通量の多い道路があり、またすぐ近くには幼稚園もあります。
幼稚園に話を聞くと、当時、園内には100人弱の園児がいたということですが、警察からの連絡を受けて、園内に待機したそうです。
また近くには小学校もあって、午後3時過ぎには、安全確保のため、教職員などが見守る中、集団下校をする様子も見られました。
さらに、一本路地を入ると住宅街が広がっていて、盾やクマスプレーを持った警察官が住宅の周辺をクマを捜索している様子も見られました。
周辺で実際にクマを見たという人はいませんが、道路にクマのフンとみられるものが落ちていました。
■「市街地でクマが出たのは初めて」
舞鶴市では先月、住宅の軒下に現れた親子と見られるツキノワグマ2頭が麻酔銃で捕獲され、いずれも殺処分されました。
しかし周辺に住む人に話を聞くと、「市街地でクマが出たのは初めて」と話していました。
今回の対応を舞鶴市に問い合わせたところ、クマが見つかっていないこともあり、「緊急銃猟の可能性は否定できないが、決まっていることはない」ということでした。
舞鶴市では、きょう=15日に目撃情報があったクマとの関連は不明ですが、およそ600メートル離れた住宅の敷地内でも14日夜、クマ1頭の目撃情報がありました。
10月に入ってからは、12件のクマの目撃情報があるということで、市は「付近の住民は、家の中で安全を確保するように」と呼びかけています。
■クマの出没は「10月がピーク」
この時期は、最もクマに注意が必要な時期で、昨年度の全国の出没情報の件数をみても、秋に向かって増加し、例年10月がピークとなっています。
実際、今月に入ってから関西で出没情報が相次いでいて、山間部だけでなく、人の生活圏の近くで確認されるケースもあります。
そして、兵庫県自然鳥獣共生課によると、ことしの傾向としては、ドングリ類の実りが不作で、特にコナラ、ミズナラは大凶作だということで、冬眠前のクマがエサを求めて人里へ出没する可能性が高まるそうです。
■クマが冬眠に入る12月下旬頃までは十分な注意が必要
また収穫する予定がない柿は、クマが狙う恐れもあり、処分したほうがいいということです。
クマが冬眠に入る12月下旬頃までは、十分な注意が必要で、山間部はもちろんですが、住宅地周辺での目撃情報にも注意し、自治体などが発信する最新の情報を確認してください。
(関西テレビ「newsランナー」2026年10月15日放送)
