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簗氏“更迭”に地元から「遅い」 後任・武部新大臣に高市総理「即戦力として活躍してもらえる」 野党側は任命責任追及へ

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簗農林水産大臣の辞任から一夜明け、新たな農水大臣に武部新氏の起用が決まりました。

一方で、野党は攻勢を強めていて、高市総理の任命責任を徹底追及する構えです。

15日午前11時前、総理官邸に姿を見せた一人の人物。
一斉に記者たちが駆け寄ります。

「予算カット」発言などを受けて14日に辞任した簗農水大臣。

その後任に起用された自民党の武部新衆議院議員です。

武部新氏:
高市総理から農林水産大臣にというお話をいただきました。これまで培ってきたものを全力で出し切っていきたいと思っています。

武部氏は2012年の衆議院選挙で北海道12区から出馬して初当選し、現在56歳。

父は小泉純一郎総理のもとで自民党幹事長を務め、“偉大なるイエスマン”と称された武部勤元農水大臣です。

岸田内閣で農水副大臣に就任しましたが、大臣になるのは今回が初めてです。

武部氏は抜てきされた理由を、高市総理が当選2回以上の衆議院議員に提出を求めた「役職希望」アンケートにあったのではないかといいます。

武部新氏:
アンケートを見ていただいて、お選びいただいたんだろうと思います。 総理からも「しっかりアンケート読んでいます」と。指示書ももらったが、私が(アンケートに)書いたことをしっかりと前に進めてほしいということで、しっかり目を通していただいているんだなと思いました。

一方、高市総理は「武部新議員はこれまで農林水産副大臣としても活躍し、農林水産行政に精通している人物です。即戦力として国会対応を含め活躍してもらえるという考えから、私は選ばせていただきました」と述べました。

武部氏は午後、自身が所属している自民党の政策集団・武田グループの総会に出席。

武田グループ・武田会長:
我が同志、武部新くんが農林水産大臣になったわけでありまして、おめでとうございます。

出席した議員たちから拍手が送られました。

一方、14日夕方に官邸を訪れ、高市総理に辞表を提出した簗農水大臣。

簗農水大臣:
今、総理に辞表を提出したところです。国会審議、そして農林水産行政にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかないという思い。

事実上の更迭です。

簗氏を巡っては、選挙で自身を応援しなかった市長のいる自治体の予算をカットしたと発言した問題に続き、支援者をシャトルバスで無料送迎した問題。

さらには選挙運動に関わった人たちに報酬を支払った新たな疑惑も報じられています。

高市総理:
任命責任はもとより、内閣総理大臣である私にあります。こうして大臣が辞任する事態に至ったことについて、任命責任を重く受け止めています。

簗氏の地元、栃木・大田原市のラーメン店では14日夕方、簗大臣の辞任を報じるニュース速報が表示されると、店主の男性は食い入るように画面を見つめていました。

麺家幸乃鶏・後藤伸哉店主:
まだ大臣になってすぐのことだったのでもったいないなというのもあるけど、今回は説明責任もしっかり果たせてなかったので仕方がないかな。

一夜明けた15日、大田原市民からは「辞任遅いよ、引っ張りすぎ。大田原市民だって那須烏山市や那珂川町だって、市民はガッカリしていると思う」「しょうがないと思うが、今のことを肝に銘じてもう一度やり直してくれたら一番いい」などといった声が聞かれました。

簗大臣の辞任を受け、野党側からは高市総理の任命責任を問う声が上がっています。

立憲民主党・斎藤国対委員長:
総理の任命責任は免れない。基本的質疑の中でそれぞれの会派が総理の説明を求めたい。

政府・与党は20日から今の国会の最大の焦点である「消費税減税法案」の審議入りを目指していますが、野党との攻防が続きそうです。

そうした中で農水大臣に就任する武部新氏。

地元・北海道の市民は「がんばってほしい」「お父さん(勤元大臣)に負けないくらいがんばってもらえればと思う」などと話しました。

しかし、武部新大臣に待ち受けている大きな課題が、アメリカのトランプ大統領が求めているジャガイモの全面的な輸入解禁です。

北海道のジャガイモ農家からは「農家の声をないがしろにせず、ちゃんと受け入れて行動するのを期待」といった声が聞かれました。

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