“予算カット発言”に加え、支持者を送迎バスで無料で送迎していたことが公職選挙法の買収に抵触する疑いを指摘される中、農林水産大臣を辞任した簗氏。
後任の大臣には武部新議員が内定しました。
“混沌の中の交代”で就任する武部議員とは?そして、簗氏の相次ぐ“問題”が高市政権や国会にどう影響するのか?
政治部・犬伏凜太郎記者が最新情報を伝えました。
【犬伏記者】新たな農水大臣に内定した武部氏ですが、取材をするなかで、後任の有力候補としてきのう=14日から名前が上がっていました。
16日から参議院の予算委員会が始まり、新大臣にはいきなり農林行政に関する答弁能力、つまり「即戦力」が求められます。
武部氏は一大農産地・北海道の選出で、農水副大臣や自民党の農林部会長を歴任し、農政のエキスパートとされていますので、適任との受け止めが多いと思います。自民幹部は「知見も経験も抜群」と期待をのぞかせている様子でした。
■簗氏“大臣辞任”でも続く余波 野党側は”シャトルバス送迎”や「任命責任」追及の攻防続く可能性
【犬伏記者】官邸側は辞任を“けじめ”として、予定通り国会審議に臨みたい構えですが、簗氏の辞任=鎮火というわけではなく、余波は国会全体に広がっています。
当初、参議院の予算委員会は16日から開かれる予定でしたが、野党側が辞任を受けて来週19日からにずらすよう要求。
さらに「簗大臣の問題の質疑に時間を費やした」として、その補填となる集中審議の開催を求めていて、つい先ほどまで与野党が断続的に協議をしていました。
結果的に、野党側の質疑時間を3時間弱上乗せすることで合意しましたが、予算委員会では、野党側が高市総理の任命責任を徹底追及する構えです。
また、簗氏の陣営がシャトルバスで支持者を無料送迎していた問題では、公職選挙法違反の可能性も出ていて、閣僚を辞めても追及が続く展開もありうるため、与野党の攻防が続くことも想定されます。
自民党幹部も「総理はもっと早く辞任を決めるべきだった」とため息をついていましたが、総理周辺は、「断続的に複数の問題が出てきた。これ以上問題を長引かせるわけにはいかなかった。ギリギリの情勢だった」と話しています。
■消費税減税関連法案への影響は
政府・与党は20日に消費税減税関連法案を審議入りさせたい考えで、19日の参院予算委員会が決まったことにより審議入りへの影響はなさそうですが、参議院では少数与党ですので、綱渡りの国会運営となりそうです。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年10月15日)
