広島では、硤合さんの大学の後輩で、30年以上親交のある広島大学大学院の井上克也教授が、硤合さんの偉大さや人柄について語りました。
Q:先輩の功績が世界的に評価された受け止めは?
【広島大学大学院 先進理工系科学研究科 井上 克也 教授】
「ものすごくうれしいです。近い研究室で先輩後輩の関係でもあるので、存外な喜びです」
広島大学で開かれた会見で、硤合さんの受賞決定に喜びを語ったのは、硤合さんの大学の後輩で、共同研究なども行ってきた広島大学大学院の井上克也教授です。
硤合さんの受賞理由となった「不斉自己触媒反応」の発見。この反応は、『ソアイ反応』とも呼ばれ、アミノ酸などの分子には右手型と左手型と呼ばれる2つの異なる型があり、そのうち片方だけを自己触媒させる仕組みです。
これは、『生命の起源』にもつながる研究だといいます。
【広島大学大学院 先進理工系科学研究科 井上 克也 教授】
「複雑でよくわからないことがまだまだいっぱいあるんです。これからどんどん広がることで、新しい応用が広がって、人のために役立つ、サステナビリティに使えることが出てくるだろうと思っています」
さらに、この研究は医薬品の開発などにもつながるといいます。
【広島大学大学院 先進理工系科学研究科 井上 克也 教授】
「同じ成分からできている分子なんですが、片方は薬、あるいは食べ物になって、片方は毒になるのが一般的なことなんです。ということはいろいろな薬品も、『ソアイ』反応を使えば、悪い方を全部いい方に変えることができるので、非常に画期的」
(テレビ新広島)

