朝食、睡眠、勉強。
本来ならやるべきことや日課をキャンセルする人たちがいます。
広がり始めた“キャンセル界隈”を取材しました。
日常生活の中で、「きょうは疲れたから…」「今はめんどうだから…」といった理由から、日常で必要な入浴や食事、睡眠などを行わないキャンセルする人たちのことを“キャンセル界隈”ということばで表します。
街の人に聞いてみると「脂質キャンセル。脂っこいもの控えたりとか」「いま学校ではやっているのは勉強キャンセル。(Q. 宿題は?)やらない!面倒くさいから」「睡眠キャンセルとかしますね。けっこう夜更かししちゃうので、ゲームしたりサッカー見たりとか、そのまま朝まで起きちゃうのはある」「通勤時間とか最近はデジタルデトックスというか、スマホをあまり見ないようにして、スマホキャンセル。意図してなるべくやるようにしてます」「けっこう風呂キャンセルって感じ。でも人と会うときはちゃんと入る。面倒くさいですね、とにかくお風呂が…」「ドパキャンしてて、今の若い人はドーパミンを求めすぎているじゃないですか。それをちょっとずつ下げて、人間本来の生活に戻れたらいいなと」と話し、いろんなことをキャンセルしているようでした。
都内の生活雑貨店に置かれたバスタオルには、「バスタオル卒業宣言」や「#バスタオルやめました。」の文字が。
このバスタオルは普通のサイズより小さいため、洗濯や収納の際にかさばらない、まさに“キャンセル界隈”に向けた商品です。
ロフト広報・栗原未来さん:
コンパクトながら吸水してくれて、洗濯の手間と時間や節水につながり、時短にもなったりする。ジムに通われたりサウナに行ったり、色々な場面で使用していただいている。
小さいからこそ、使い方の幅も広がっているといいます。
キャンセルに寄り添う商品がある一方で、「キャンセルできないこと」も質問もしてみました。
街の人は「自分は風呂キャンセルが無理。お風呂入りたいタイプなので」「睡眠ですね。やっぱ睡眠確保しなきゃ生きていけないので人生」「食べることですね。やっぱ食べないと幸せにならない!」などと話しました。
キャンセルできるもの、できないもの。
ちょうどいい距離感を探しながらキャンセルする、新しい選択肢が広がっているようです。
