大分市にある大分豊府高校に県内で唯一、学校公認のある「研究会」が存在するという。その正体は「クイズ研究会」。
活動を覗くと、そこにはテレビで見るような本格的な早押し機が。
なんと有名クイズプレーヤーからの贈り物だという。彼らの知的好奇心とクイズへの情熱に迫るべく、竹尾リポーターも「大人げなく」ガチンコ対決に挑んだ。その意外な結末とは。
大分豊府高校「クイズ研究会」
生徒によると、九州大会に出場するほど強い「将棋部」や「演劇部」があるそうだ。しかも、野球部と将棋部、フェンシング部と茶道部をかけもちしている生徒もいるのだとか。
なかなかユニークな生徒が多いようである。さらに聞き込みを続けると、ついに有力な情報にたどり着いた。
「クイズ研究会」の存在を教えてくれた。文化祭では、クイズ研究会主催で学校一のクイズ王を決める大会もあるという。
これは面白そうだ。
早速、活動場所へ向かう。

教室からはクイズの「早押し音」が…
情報を頼りに校舎を進んでいると、どこからか「ピンポーン」「ブー」という音が聞こえてきた。
これはまさに、クイズ番組で聞くあの効果音である。
音のする教室をのぞいてみると、生徒たちが本格的な機材を使って早押しクイズをしていた。

(Q今、皆がやっていることは?)
ーー生徒
「ご覧のとおり、クイズを出し合ってる」
「クイズ研究会です」
今回の調査対象、豊府高校クイズ研究会の皆さんだ。
一体どんな活動をしているのか、詳しく話を聞いてみよう。

クイズの機材は“ふくらP”さんから
クイズ研究会では、主に早押しクイズをしたり、時には自分たちでクイズを作ったりしているそうだ。
ーー生徒
「昔は、高校生クイズとかを目指すために頑張ってたんですけど、今は楽しむっていう」
皆でクイズを出し合って知識を深める、そんな和気あいあいとした雰囲気が伝わってくる。
それにしても、先ほどから気になっていたこの早押し機材、テレビで見るような本格的なものだが…。
(Qこれはこのクイズ研究会が持ってるものなの?)

ーー生徒
「元々、ふくらPさんが…」
テレビなどでおなじみのQuizKnockのメンバーである。
ーー生徒
「あの人が、番組で賞金を得て、全国のクイズ同好会に道具を送ったっていうので使ってます」
なんと、この機材は有名クイズプレーヤーのふくらPさんからの寄贈品だった。
まるで野球界での大谷翔平選手のように、クイズ界の発展を願うトッププレーヤーからの贈り物だったのである。
「豆知識を蓄えるのが大好き」と語る部員は、ここで新しい知識をどんどん増やしているそうだ。
また、文化祭では全校生徒にクイズを楽しんでもらうため、クイズ大会やクイズラリーを主催している。

早押しクイズでガチンコ対決
彼らの活動の様子をより深く知るため、私もクイズ対決に参加させてもらうことにした。
いよいよクイズ対決がスタート。
今回は、先日引退した3年生が作ってくれた問題で競う。
第1問。「ことわざの『急がば回れ』の『回れ』とは、どこを回れと…」
問題文が読み終わる前に、生徒がボタンを押した。
「琵琶湖」。
見事、正解だ。
私は知らなかった。
室町時代の連歌師が詠んだ歌に由来しているそうである。

気を取り直して第2問。
「お弁当の仕切りにも使われるギザギザの切り込みが入った、薄いプラスチック製のシートを何という?」
「バラン」
わたくし竹尾、見事正解である。
その後も、「熱帯夜とは夜間の最低気温が何度以上か(正解:25度)」などの問題に正解し、大人げなくポイントを重ねていく。
しかし、生徒たちも負けてはいない。

「首都を、スリジャヤ・ワルダナプラ…」と問題文が読まれている途中でボタンが押された。
「スリランカ」
お見事。この一瞬の判断力、さすがである。

続いての問題。
「原作の連載が開始した9月9日が「これの日」と定められたことで話題となった日本の漫画は何でしょう」
「進撃の巨人」
わたくし竹尾、またもや正解。
白熱した対決の結果、なんと、私が優勝してしまった。
たまたま知っていた内容が出たため大人げなく勝利
。何とも微妙な空気が漂う。
しかし、早押しボタンを押す快感と、正解した時の喜びは格別だった。

クイズの楽しさを、もっと広く
最後に、クイズ研究会の皆さんに今後の目標を聞いた。
ーー生徒
「まずは楽しんでもらうっていうことがベストで、新しい部員と共に高め合っていきたいっていう気持ちもあります」
これからも仲間と一緒にクイズを楽しみながら、その面白さをどんどん広めていきたいということだろう。
知的好奇心にあふれ、クイズを心から楽しむ豊府高校クイズ研究会の皆さん。その熱意と探求心に、たくさんの刺激をもらった。
これからも、クイズの力で学校を、そして大分を盛り上げていってくれるに違いない。


