国会では8日から、参議院でも高市総理大臣の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まりました。
フジテレビ政治部の木村祐太官邸キャップとお伝えします。
榎並大二郎キャスター:
代表質問では、簗農林水産大臣による“予算カット”発言をめぐって、高市総理の任命責任を問う質問が相次ぎました。批判は全く収束していないというなかですが、高市総理はどう説明したのでしょうか?
木村祐太官邸キャップ:
高市総理は「任命責任は私にある」と明言して、簗大臣にさらなる説明を求めました。一方、「とにかく働いて仕事で返せと言っている」と厳しい口調で話し、続投させる考えを示しました。
高市総理:
もとより大臣の任命責任は私にありますが、政治家の発言についてはまず本人が適切に説明をするということが重要であり、しっかりと説明をした上で襟を正して職責を全うしてほしいと考えております。とにかく働いて仕事で返せと言っております。
木村祐太官邸キャップ:
高市総理の答弁のポイントとしては「説明」を求めた点です。簗大臣は、当時のやりとりを「明確に覚えていない」と話し、与党内からも「疑念が払拭できていない」との批判が相次いでいます。ある自民党議員を取材すると、「説明できないなら辞めるべきだ」と憤っていました。さらに、国民民主党の玉木代表は、解明に向けて「全府省の調査を行うべきではないか」と詰め寄りました。これに高市総理は「全府省調査を行わずとも適切な予算の配分を徹底させる」と答え、調査の動きはこれ以上広げないようにし、「説明」を尽くすことで乗り切りたい考えを示した形です。
山崎夕貴キャスター:
そうしたなか、さらに梁大臣をめぐっては、過去の衆院選をめぐって支援者をシャトルバスで無料送迎したことが、公職選挙法に抵触するのではないかとの指摘も新たに報じられています。これに対し梁大臣は、「法令に従い適正に処理している」と説明しています。高市総理は簗大臣を続投させる考えということですが、この新たな報道についてどのような受け止めが広がっていますか?
木村祐太官邸キャップ:
まず与党内では、「法律に違反しているとは言えない」との声があがるほか、政権幹部の1人も「問題ない」としています。一方、ある閣僚経験者は「昨日とは情勢が変わった。こうした問題が次々に出てくれば、いつまで持つのか分からない」と話し、野党側も厳しく批判しています。
立憲・斎藤国対委員長:
限りなくグレーに近い部分があるのかなと。早期に大臣という職を退かれることを強く求めたい。
木村祐太官邸キャップ:
立憲民主党の斎藤国対委員長は「大臣のもとで審議は困難だ」とまで話していて、消費税など重要法案の審議への影響に懸念も出ています。
山崎夕貴キャスター:
今後の国会論戦の行方がどうなるのか注目されます。
