パレスチナ自治区ガザとの境界で起きたイスラム組織ハマスによる奇襲から3年となるのに合わせて、在日イスラエル大使館は7日、東京都内で犠牲者の追悼式典を開きました。
式典には2年あまり人質となっていたイスラエル人男性が出席し、「いまだ眠れない夜もある」と語りました。
追悼式典は東京にあるユダヤ教の施設で行われ、元人質のガイ・ギルボア・ダラルさん(25)やその家族、日本政府関係者、そしてドイツ大使をはじめ、日本に駐在する大使らが参加し、犠牲者に祈りを捧げました。
エマニュエル・ナボン次期駐日大使は挨拶で、「ユダヤ人はあの悲劇から立ち上がり続けている」と述べ、「戦いはまだ終わっていない」と強調しました。
また、友人2人と出かけた音楽祭でハマスに拘束され、738日後に解放されたガイ・ギルボア・ダラルさんは、「(拘束中の出来事で)まだ理解出来ていないこともある」と述べました。
そして、犠牲者について、「彼らにどんな悲劇が起きたかではなく、彼らがどういう人で、どのような夢を持っていたかを覚えていてほしい」と訴えました。
ギルボア・ダラルさんは今でも重いPTSD(心的外傷後ストレス症)に悩み、眠れない夜もあるということです。
人質になる前には、日本旅行を計画していたということで、「ようやく念願が叶ったが、一緒に来日するはずだった友人は殺害され、一緒に来られず残念だ」と心境を語りました。
2023年10月7日、ハマスはパレスチナ自治区ガザとの境界付近で行われた野外音楽祭を奇襲。
ガイ・ギルボア・ダラルさんと一緒にいた友人2人を含む約1200人が死亡し、約250人が人質としてガザに拉致され、段階的に解放されました。
