■2026-27シーズンがまもなく開幕
10月5日、2026-27 大同生命 SV.LEAGUE「オープニングカンファレンス」が都内で開催された。カンファレンスには、MEN・WOMENの計26チームが参加。各チームの代表がステージに上がり、それぞれ開幕戦に向けた意気込みを口にした。
■福島デンソーエアリービーズは埼玉上尾メディックスと対戦
福島県郡山市をメインホームタウンとする「福島デンソーエアリービーズ」からは、川畑遥奈キャプテンが登壇。「福島の皆さんとともに頂点を目指す」と力強く意気込みを語り、10月17日(土)の開幕戦で対戦する「埼玉上尾メディックス」の岩崎こよみ選手と握手を交わした。
■チームの雰囲気は「元気」 コート上では日本語に英語・ポルトガル語も
オープニングカンファレンスの後、川畑キャプテンは福島テレビの取材に応じ、新シーズンにかける決意や新体制でのチームの変化、そしてメインホームタウンである福島県郡山市への熱い想いを話した。
――開幕を間近に控え、現在のチームの仕上がりやコンディションは?
川畑:「今シーズンも毎週末に移動があるタフな日程になりますが、頼もしい新戦力が加わり、とても勢いのあるチームに仕上がっています。その勢いを力に変えて、福島の皆さんと一緒に優勝を掴み取りたいですね。」
――今シーズンのチームの雰囲気を一言で表すと?
川畑「『元気』ですね! 昨季以上にエネルギッシュです。もう一つ加えるなら『多様性』。コート上や練習中は日本語だけでなく、ポルトガル語や英語が飛び交っていて、本当ににぎやかで活気があります。」
■新戦力も加わり勢い 早くも変化を実感
――新ヘッドコーチを迎えたチーム体制についても教えてください。
川畑:「ユーモアのある明るい監督で、普段から積極的に選手たちとコミュニケーションを取ってくれます。すごく親しみやすい一方で、練習に入ると非常に熱く指導してくださいます」
――今季は、同時にプレーできる外国籍選手の人数が昨季より多くなる。リーグ内の勢力図に変化がありそうだが、どのように準備を進めてきましたか?
川畑:「夏場は男性コーチ陣の強いボールを受ける練習を重ねてきました。新加入のセッター、ロベルタ選手は長身で、合流してまだ日は浅いものの、スパイカー陣の打点が高くなったり、トスのテンポが速くなったりと良い変化を実感しています。他チームも大型補強を進めていますが、自分たちの強みをどれだけ発揮できるかが鍵になると思っています。」
――昨シーズンはあと一歩のところでチャンピオンシップ進出を逃しました。その経験は今季にどう生かされていますか。
川畑:「選手それぞれに悔しさはありますが、新シーズンは新シーズンとして気持ちをしっかり切り替えています。外国人監督のもと、『挑戦した上でのミスなのか、消極的になって生まれたミスなのか』をはっきりさせながら、ミスを恐れずにもう一度アグレッシブに攻める姿勢を徹底しています。今季は特に『データや数値』にこだわりながら、冷静に一戦一戦を戦い抜いていきたいです。」
■チームは地域のために 地域はチームのために
――メインホームタウンである福島県郡山市のJR郡山駅前に選手のフラッグサインが掲示された。地元ファンの熱い応援も広がっていますね。
川畑:「本当に嬉しいですね。週末に福島へ通う形ですが、地域の方々の温かいサポートのおかげで、エアリービーズが街にしっかりと浸透してきているのを肌で感じています。」
――クラブとしては『エアリービーズ杯』などジュニア育成の取り組みも行われています。未来の選手たち、そして改めて福島のファンへどんなプレーを見せたいですか?
川畑:「ブラジル代表をはじめとする世界トップレベルの選手のプレーはもちろん、レベルアップした日本人選手のプレーも間近で体感してほしいです。普段イベントなどで接している選手がコートに立った時のギャップや迫力も魅力だと思います。
子どもたちには、女子バレーならではの粘り強いラリーや、最後まで絶対に諦めない姿勢を見せることで、何かの刺激やきっかけになれば嬉しいです。福島の皆さんとともに、最後まで熱く戦い抜きます!」
■2026-27シーズンがいよいよ開幕
メインホームタウンを郡山市に移して3度目のシーズンのスローガンは「FIGHT FOR THE 1%」。“勝敗を分けるわずかな差にこだわる”ことを掲げる。
チームの事務局は、チームとファンや地域、そして地域の人々同士をつなぐ「ハブとなる」ことを掲げる。ホームゲームでは、地元の高校生や伝統芸能に取り組む団体などに会場の盛り上げに一役買ってもらっていて、ホーム開幕節となる10月23日と24日にも数多くの団体がコートに花を添える。
建設中の練習用体育館が完成する2027年夏まで、選手たちの生活の拠点は愛知県にあり、ホーム戦もアウェイ同様に長距離移動が伴う。そんな過酷な環境でも、「福島の復興や地域・スポーツの振興のために」と戦う福島デンソーエアリービーズ。2026-27シーズンは10月17日に幕を開ける。
