将来の医療を支える人材の育成につなげようと、高校生たちの体験学習が行われた。
「ここで倍率をあげます」福島県いわき市の医療センターでは、看護師や技師などを目指す高校生20人が顕微鏡を使って、血液の細胞に異常がないかを確認したり、2種類の塗り薬を混ぜてケースに入れたりするなど実際の業務を体験した。
看護師を目指す高校生は「やってみたらムラができちゃったり、うまく入れられなかったりしたので、そこも勉強になったなって思います」と話す。
福島県内の医療機関に勤務する医師の数は、2024年に初めて4千人を超えるなど年々増加しているが、人口10万人に対する数は全国で40位で、「医師少数県」のひとつだ。
また、中山間地域での医師不足など広い県土での「偏り」も課題となっている。
看護師を目指す高校生は「医療従事者が少ないと、患者さんがやっぱり困ったり、病気がいっぱい増えていく世の中なので、やっぱり世の中崩れていっちゃうと思います」と話す。
いわき市医療センターの鈴木司総務課長は「様々な医療の仕事というものを体験いただいてですね。医療現場の現状を理解いただくことを通しまして、将来の職業選択の一助にしていただくことを期待しております」と話した。
医療センターでは今年度、17の中学・高校に対して職場体験を行うなど担い手の確保に努めていくということだ。
