豆腐は包丁を使わず「くずす」
豆腐は、スプーンでざっくりすくったり、そのまま鍋に入れてお玉の背でくずすと、包丁を使わなくても大丈夫。
ここだけの話ですが、一度だけ大型巡視船での調理中に豆腐のカットに失敗し、ヤケクソでそのままみそ汁に入れて、お玉でつぶして「くずし豆腐のみそ汁です!」と、出したことがあります。意外と失敗がバレなかったので(実は知らぬフリをしてくれただけかも?)、それ以来、ときどきこの手法を使うようになりました。
インスタントみそ汁も常備!
なお災害時に心強いのが、お湯を注ぐだけで食べられる「みそ汁」です。使い捨てカップ付きの即席みそ汁、フリーズドライタイプ、生みそタイプなど、いろいろな種類があります。家族の好みや予算、保存スペースを考えながら、無理なく続けられるものを選ぶのがおすすめです。
ちなみに、わが家ではいくつか試した結果、子どもたちが「コレおいしい!」と気に入ったフリーズドライタイプを常備しています。
災害時こそ「いつもの味」で心も支える
災害時はいつもと違う環境で過ごすため、ストレスが溜まりやすく、心も体も疲れやすくなります。そんな中で、食べ慣れないものはなかなか喉を通らなかったり、味気なく感じてしまうことも。だからこそ、防災食は「災害時にだけ食べる特別なもの」ではなく、普段食べているものがそのまま防災食としても使えることが大切だと思うようになりました。

特に秋から冬にかけては、気温が下がり体が冷えやすくなる季節。温かい「みそ汁」は、体を温めるだけでなく、疲れた心までホッとさせてくれる、手軽で頼もしい防災食なのです。
川崎みさ(かわさき・みさ)
1985年生まれ、広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、防災士、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。

