今回の「ゆ〜わく調査隊」の舞台は大分県臼杵市。
ここに「泊まれる意外な場所」がオープンしたとの情報をキャッチしました。それが何と妖怪だらけの博物館とのこと。一体どういうことなのか。
さっそく調査開始です。
手がかりゼロ?臼杵の街で聞き込み調査
城下町の風情が残る臼杵の街並み。
竹尾リポーター:「臼杵に泊まれる何か意外な場所ができたって聞いて…」
地元の方:「全然わからん。ホテルはあるけどな」
なかなか有力な情報は得られません。
途方に暮れていると…
ディレクター:「こちらが臼杵市にオープンした泊まれる博物館」
え?博物館に…泊まれる?
建物の2階の窓からオレンジ色の大きな顔がのぞいているのが気になりますが、恐る恐る中へ入ってみましょう!
「こんにちはー。」
出迎えてくださったのは、館長の斎藤行雄さん。
さっそくですが、ここは一体何の博物館なんですか?
「ここはですね、日本でも数少ない妖怪の博物館です」
なんと、妖怪博物館。
こちらが今回取材する「にほん妖怪博物館もののけ御殿」。
幼いころから妖怪が好きだった斎藤さんが、江戸時代に建てられたであろう歴史的な家屋をリノベーションして作った私設博物館です。
館内には壁にも天井にも、ずらーっと妖怪にまつわるものが並んでいます。
これらはすべて、斎藤さんが子どもの頃から集めていた個人のコレクションだというから驚きです。
館長の愛が詰まった妖怪コレクション
1階には、斎藤さんが作る妖怪の張子人形が並びます。
台湾の神様や妖怪、東京の本所七不思議、そしてメインとなる臼杵の妖怪など、その種類はさまざま。
斎藤さんの一番好きな妖怪は、臼杵の市街地に出たとされる子どもの妖怪だそう。
斎藤さん:「夕暮れ時にお家に入り込んで、ご飯を一緒に食べるみたいな感じの。名前もよくわからないので、子どもの妖怪とか小僧の妖怪とかね」
2階はさらにディープな妖怪ワールド!
続いて2階へ上がると、目に飛び込んできたのは大きな絵。
「皆さんこれ、“がしゃどくろ”って言ってるやつですね」
一緒に記念撮影もできます。
壁には日本各地の妖怪のお面がずらり。
中でもひときわ存在感を放っている巨大なお面が…。
「これは栃木県の妖怪で百目木面(どうめきめん)っていうものなんですが、大きくなったかんぴょうの中をくり抜いたものを乾燥させてお面にしています」
巨大なかんぴょうでお面を作る発想が面白い。
ちなみに、建物の外から見えていたあの顔の正体は「たんころりん」という柿の木のお化けだそう。
名前は可愛いのに、顔は結構怖かったです…。
さらに、木の上から落ちてきて人をびっくりさせる妖怪「つるべ落とし」や、実際に着ることができる鎧兜まで展示してありました。
鎧を着るために斎藤さんは7キロもダイエットしたんだとか。すごい情熱です。
将来的には、妖怪のコスプレをして夜の街を歩くイベントも計画しているそうです。
いよいよ核心へ!「泊まれる」の秘密とは?
さて、肝心の「泊まれる」場所はどこなんでしょうか?
「ここで寝るのは結構勇気がいるな…」なんて思っていたら、斎藤さんが教えてくれました。
「ここではなくてですね、壁を隔てた隣に宿泊できるようにしています」
なんと、宿泊施設は博物館の隣。
もともと2軒に分かれていた建物をリノベーションし、博物館と宿という別々の用途で活用することにしたそうです。
「臼杵の観光で足りないのが、市街地で歴史的な建物を使った宿泊施設がないということ。」「臼杵の職人さんたちの手仕事がよく味わえるようなお宿にしています」と斎藤さん。
宿泊する場所は妖怪とは関係なく、誰でもゆっくりと休める空間になっています。
臼杵の歴史や職人さんの手仕事を感じながら休み、楽しみたいときは隣の博物館でどっぷりと妖怪の世界に浸る。そんなユニークな滞在ができる場所でした。
臼杵の歴史と、古くから伝わる妖怪文化。その両方を一度に味わえる新しい観光スポット、皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
