9月、札幌市に住む20代の男性に届いた偽メール。ついリンクを押してしまい、身に覚えのないチケット代を引き落とされてしまいます。
被害に遭った男性がこのフィッシング詐欺について語ってくれました。
「なんでだろう、なんでだろうって、どこまで漏れてんだろうという恐怖ばかりでした」(”被害”に遭った20代男性)
札幌市に住む団体職員の20代男性です。
9月9日、仕事を終えて帰宅途中に、自分が利用しているクレジットカード会社の名前でメールが届いていることに気付きます。
「『身に覚えのない場合はここを押して直ちにパスワードを変更してください』というもの。不安だったので押しちゃったんです」(”被害”に遭った20代男性)
メールに表示された赤いボタンを押すと、突然、顔認証の画面に変わり、認証されたといいます。
「あまりにもメールが本物のような内容だったので、そのときは疑うことはなかったです」(”被害”に遭った20代男性)
そして9月18日、「詐欺サイトで男性の個人情報が使われた可能性がある」と警告されます。
「すごい鳥肌が立ちました。チケット代4万7600円の使用でした」(”被害”に遭った20代男性)
男性のクレジット会社からは4万7600円の支払いが完了したことが知らされます。
テーマパークのチケット代としての支払いでした。
「メールアドレスをしっかりと見るべきだったと、悔しさと後悔が強いです」
「(詐欺は)自分には無関係なことという感じで全くもって気にとめることはなかった」(いずれも”被害”に遭った20代男性)
男性は不正使用だと申請し、4万7600円はクレジットカード会社が補償してくれることになりました。
このクレジットカード会社は「AIが発展し、正式なメールを模倣するケースが増えている。日本語もうまくなり、さらに巧妙になってきている」と話しています。
その後、男性には北洋銀行からもメールが届きます。
アプリでの上限額である20万円の振り込みを保留しているというのです。
「第三者の本名かどうか分からないが、どこに振り込もうとしていたかと振込先の人の名前は全部見えていた」(”被害”に遭った20代男性)
振り込み先は身に覚えのない名前でした。
男性は銀行に連絡し、20万円の振り込みはキャンセルされました。
実在する企業を装った偽のメールやショートメッセージで、クレジットカードなどの情報を盗み取るフィッシング詐欺。
街で聞いてみると…
「私は1回アドレスまで見ます。調べます。コピペして」(40代女性)
「(メールに)延滞料金というか、家に不在でいなかったから追加配送料みたいな」(10代女性)
こちらの女性は母親が被害に遭ったといいます。
「アマゾンの支払いが遅れているからカードでログインして支払ってくれと。20万円ぐらい取られたみたい。そっくりだったみたいです。(母親は)不安になって押したみたい」(20代女性)
偽メールが増えている今、専門家は必ず公式サイトからアクセスするよう呼びかけています。
「(偽メールのリンクを)クリックしないで、アプリを使ったりホームページを使うと、被害はそれなりに防げると考えている」(日本サイバー犯罪対策センター 渡邊泰司さん)
偽メールには「ポイントやクーポンの配布」、「ログインの通知」、「パスワードの変更」など、気になる内容があり、リンクのボタンを押させようとします。
対策としては。
1.メールの中のURLなどは開かない
2.内容については公式のアプリやサイトを必ず確認する
フィッシング詐欺による被害は増えています。
企業の名前が書かれたメールであっても要注意です。
