十勝岳に続き、北海道駒ヶ岳でも噴火警戒レベルの引き上げです。
これまでの1から2の「火口周辺規制」に引き上げられました。
警戒地域は七飯町、鹿部町、森町です。
「火山活動が高まっているので、火口付近で小規模な噴火が発生する可能性がある」(札幌管区気象台 高橋 裕二 火山対策調整官)
駒ヶ岳では山頂付近で震源の浅い地震が増えるなど、火山活動が高まっています。
気象台は火口からおおむね4キロの範囲では、噴石に警戒するよう呼びかけています。
地元の森町では、登山道を閉鎖するなどの対策を取っています。
「ことが起きてもすぐ対応できるように、取り組んでいきたい」(森町 阿部 泰之 防災交通課長)
駒ヶ岳の麓で暮らす農家は。
「大きな噴火を体験していないので、引き上げをそんなに気にしているような状態ではない」(森町の農家)
山麓に広がる大沼公園では、これから紅葉のシーズンを迎えます。
「心配。いいところだから、噴火しないでもらいたい」(静岡県からの観光客)
名物のだんごを製造する地元の和菓子店は、10月中旬から下旬にかけて年間の売り上げのピークを迎えます。
秋の行楽シーズンを前に、不安の声も聞かれます。
「秋は1年の中で一番盛り上がるシーズン。何事もなく過ごせる期間になってほしいという思いが強い」(沼の家 堀口 貴弘さん)
大小120あまりの小島が浮かぶ大沼は、かつて駒ヶ岳が噴火した際に周辺の河川がせき止められてできたと言われています。
1929年の大規模な噴火では2人が犠牲となったほか、牛や馬など136頭が死ぬなどの被害が出ました。
最近では2000年に小規模な噴火を繰り返しましたが、その後、噴火はしていませんでした。
駒ヶ岳の噴火の特徴を、専門家は。
「噴火をする前の火山の異常現象が非常に乏しい。噴気がすごく増えてから噴火するというような、目に見えてわかる明瞭な前兆がほとんどないまま噴火に至っている」(北海道大学 地震火山研究観測センター 青山 裕 教授)
最新の情報に十分ご注意ください。
北海道大学の青山教授は「それぞれの火山は離れているので、密接な関係は考えにくい。少しずつ北海道内の火山が活性化してきたか」と話しています。
駒ヶ岳はあくまでも火口周辺の立ち入りが帰省されている段階で、地元の観光地の立ち入りはできますので、冷静に判断しながら、いざという時への備えも確認してみてください。
